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2課の休日~桐沢洋~26

ジープ島の特徴の一つはこんなに南国なのに蚊がいないことなんです

海の真ん中にぽつんとあって海水以外がないからかしら?

でも雨は降るわよね?

いっぱいハテナマークがついちゃうけど、ここじゃスマホも電波が届かないので後でゆっくり調べよう

「それは職業病だなぁ。俺の事笑えねぇぞ」

洋さんはそう言ってカラカラと笑った

私達は今、コテージからビーチにサマーベッドを持ってきて外で寝ようとしていた

ジープ島の醍醐味として、蚊もいないし、こうしてビーチで自然に抱かれて眠るというものもあるんですって

「これがしたかったんだよ」

洋さんはまるで少年のように無邪気な笑顔でベッドに寝転び星を見つめた

世界一綺麗な夕日がビロードのような藍色に染まり

やがて人口の光が一切ない星空が私達の真上に降り注いでいた

月の明かりで影ができる…

そんな神秘的な月夜に

プラネタリウムかと思える程の無数の星が目の前にあった

「手が届きそう…」

私が手を伸ばした先には見た事がないほどの天の川が今にも落ちてきそうなくらいに瞬いている

「こんな星空見たことない…」

「世界の絶景10選の中に入っているらしいぞ」

「すごい…綺麗」

ううん…綺麗なのは私の伸ばした手の先に光っているダイヤの指輪

月に光る指輪…

「…そんなに気に入ったか?」

横になったまま洋さんに肩を抱かれてその胸に寄り添う

「だって洋さんが私の事を見ていてくれて買ってくれた指輪だもの…凄く価値があるわ」

「ならよかった…今度日本に帰ったら今度こそ一緒に買いに行こう」

「何を?」

「…婚約指輪の次は結婚指輪だろう?」

「…式が終わってもはめていてくれる?」

「お…おう」

一瞬戸惑う洋さんに思わず笑ってそのまま頬を寄せ合って星空を眺めた

誰もいない孤島で二人きり…

私達は心ゆくまでキスを交わした

キスだけ…

キス…だ…け…

「洋さん…」

「誰もいねぇ…」

「そうだけど…あん…だめ…あっ…」

パレオが解かれる

ビキニだけになった私の体を洋さんの手がなぞっていく

「こんな事…日本じゃできねぇしな」

「そうだけど…やん…ああ…だめ…」

「詩織…」

「…んん…やっ…ああっ…んん…」

ビキニが砂浜に落ちる…

上下共に…

誰もいない海辺に…私の吐息が響く

こんな外で…

星空の下で…

全てさらけ出されて…

洋さんに抱かれる…

波の音に私の声が重なる

ザァ…サァ…

「ああっ…んん…」

ザァ…サァ…

「はぁ…ああん…」

ザァ…サァ…

「ああ…ふぁ…っ…!」

洋さんの揺れる腰越しに星が瞬く

言い表せない快感と幸せに涙が滲む

滲んだ先に…あれは南十字星…

「ああっ…!あっ…ぁあ…!はぁん…っ!んん…っ…!」

洋さんが優しく私を抱きしめる

私も洋さんの背中に腕を回した

激しくなる律動に私は…

星空の中で大きく跳ねた




そして世界一美しい朝日の中

私達は生まれたままの姿で目覚めた

朝日の暖かさと眩しさを感じながら

私達は抱き合ったまま静かに目を覚ました

私は一生忘れない…

今しかできない【婚前旅行】を…

そしてグアムを出国する時にふと見つめたパスポート

『Ms SHIORI  SAKURABA』

がもう最後なのだと

次に飛行機に乗る時は

『MRs SHIORI  KIRISAWA』

……

「どうかしたか?」

「ううん、何でもない!」

私は洋さんの後を追いかけて行った

その温かい太陽の手を握りしめに


🍀END🍀


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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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