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新たな伝説の始まり~第10話~アンジュ

キース様の運転なんて…貴重過ぎてどう反応していいのかわからない

リバティでレースにも出たことがあるって聞いたことはあるけど…確かにものすごく心地いい…緊張するけど

「ねぇねぇ~アンジュちゃんもキースの運転上手いと思う?やっぱり?今度、俺の運転も乗ってみない?あんまり変わらないと思うけどなぁ」

「え、ええっと…そんな恐れ多い…」

ロベルト様が後ろから顔を突き出して話しかけてこられる

う~…近いんですけど…

「なんでぇ?今キースの運転乗ってんじゃん」

気さくに言ってくださるけれども、皆さん王子様なんですよ

こんな庶民の私に…

「暗にお前の運転は危ないから乗りたくないって言ってんだよ。察しろ」

「そ、そんな事ないですっ!」

キース様の言葉にぶんぶんと首を振る

「だよね~今度ドライブしようね♪」

はいって言っていいものかどうか…

そんなの写真でも撮られたらスキャンダルになっちゃうし

まぁ、今の状態もなんだって話しよね

ロベルト様はそんな事を一切気にしていないようにご機嫌に鼻歌を歌っている

一体このお二人。どういったつもりで私だって迎えに来たのかしら

心の中で首を傾げる私にキース様がチラッと私を見て、ふっと口元を緩められた

「あの…何か?」

私の服装が変とかないわよね?さっき大学を出る時に確認したし

「お前のその指輪…」

指輪?

私は左手にはめている指輪に目を落とした

「左手の薬指にしてるって事はゼンから貰ったものか」

「はい」

私は左手薬指の指輪に触れた

シンプルな指輪に1粒、私の誕生石がセッティングしてある

「なになに~?婚前指輪なの?」

ロベルト様がまた後部座席から身を乗り出して覗き込んでこられる

「婚約指輪はまた後日、時間を合わせて一緒に選ぼうっていうことになっているんです。これはそれまでの仮と言いますか…」

「仮でも何でも、こいつはもう俺の予約済みだっていう自己顕示だろ?ゼンでもそういう事するんだな」

キース様はそう言って面白そうに笑われた

私は真っ赤になって俯いてしまう

「ゼンだってヤキモチくらい妬くでしょーだって大学には男だっているわけだし。なんたってアンジュちゃん可愛いもんねぇ~」

ロベルト様は私の耳元でクスクスっと笑われる

「ゼンの妻になること…それは普通の男に嫁に行くのとは全く違うからな。しっかり覚悟を決めろよ」

キース様の言葉はその後、後々までずっと私の心に留まり続ける事になるのだった



~つづく~


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Category - 新たな伝説の始まり

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