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俺達の生誕祭~キース~2

Category - 番外編
「先程オリエンス王国より贈り物が届きました。これで各国揃いました」

リュークがタブレットで確認しながら報告する

「随分とギリギリだな」

「ここ数年で1番の寒波らしいですからね。オリエンスは大雪でかなり混乱しています。よく飛行機が飛べたなってところですよ」

ふん

几帳面で律儀なグレンのやきもき具合が目に浮かぶ

「すぐにユウさんに連絡しましたので今頃グレン様もご安心なさっているんじゃないですか」

リュークは我が事の様にほっとした表情を浮かべている

「大体もっと事前に準備しない奴が悪い」

「そ、それは直前にフィリップとプレゼントのコンセプトが重なった事が判明して…」

他国に成り代わって言い訳をするリュークを無視して俺は執務室を後にする

これから会議だ

終わったら明日の俺の生誕祭の最終打ち合わせで

いったい何時に帰れるんだろうか

公務にも業務改善が必要だな

俺はリュークにバレないように溜息を小さくついた




結局11時をいくらか過ぎた頃にようやく解放された

さっさとシャワーを浴びて休むか

どうせ明日は盛大なパーティーがロングランで待っている

カチャッと部屋の扉を開けると

「お帰りなさい」

いつもの様に瑠璃が待っていた

「先に寝てろって言っただろ?明日は遅くまでパーティーだぞ」

「わかってますよ」

そう言って瑠璃は笑うが、言うことを聞いた例しがない

必ず起きている

これがこいつの信念ならしょうがねぇ

「ねぇキース」

「ん?」

お帰りのキスを済ますと瑠璃は上目遣いに俺を見た

「一緒に露天風呂入りません?」

「珍しいな…お前からそんな誘いをしてくるなんて」

「そんなんじゃないです!」

照れながら軽く俺の肩を叩く

相変わらず…可愛いと思っちまう

こいつは俺のツボを天性の感覚でわかっているのか

「私先に入って来るから準備ができたら来てくださいね」

瑠璃は身を翻して部屋に作った露天風呂に駆けていく

風呂好きのアイツの為に作った露天風呂は我ながらいい出来だった

オリエンスが記録的寒波なのだから海を挟んで近いリバティも少なからず例年より寒い

そんな寒さの中、外で風呂に入ろうだなんて瑠璃がいなければ俺の発想になかった

意外と俺も気に入っている

何より瑠璃が喜んでいることが嬉しい

そんな気持ちも数年前にはなかったのに変わったものだ

俺は服を脱ぎ捨てると露天風呂へと向かった

そこには…


予想外の物が目の前に広がっていた


~つづく~


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