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俺達の生誕祭~キース~4

Category - 番外編
「キース王子3才 すでに3ヶ国語で会話する」

瑠璃がそう言って〈3〉のキャンドルを指差す

「この頃は1つの言葉に3つの言葉があると教えられた。例えばキャンドルは、Candle(英語) Candela(イタリア語) Kerze(ドイツ語)Bougie(フランス語)Vela(アラビア語)Свеча(ロシア語)とかな」

「3ヶ国語じゃないじゃないですか」

「3つも5つも一緒だろ」

確かにあの頃は1つの物に対していくつもの呼び名があるという認識だけだった

キャサリン=ケイトと呼ばれるようにな

まぁ、言葉遊びの一環という教育だったんだろう

「本当は3ヶ国覚えれば上出来だったらしいが俺が優秀過ぎて色んな国の家庭教師が入れ代わり立ち代わり来てたな」

「キースって…本当に頭が良かったんですね」

「今更かよ…」

俺を誰だと思っていやがる

「なのにどうして日本語がないのかしら…」

「いつでも覚えてやるぞ」

「…別にいいです」

何でだよっ!

わかってる

ドレスヴァンの真鈴と2人だけで母国語で喋って楽しそうにしている

その内容を知るのは大人げないとわざわざ気を遣って聞き逃してやっているだけだ

その気になれば俺もジョシュアもお前達の母国語ぐらいいつでも聞き取れる

俺を見くびるな!

「ふん!」

俺が横を向くと瑠璃は笑って〈3〉のキャンドルを吹き消した

「キース王子、お兄さんになる」

瑠璃が指差した先には〈5〉の数字のキャンドルが揺らめいていた

キャサリンが生まれた年だった


~つづく~


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