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俺達の生誕祭~キース~6

Category - 番外編
22歳…

それがいかに大きな事が起こった年だったか

当時の俺にはわからなかった

日々当たり前のようにある出会いの1つ

俺の中では現れては消えていく泡のような人との関わりがあまりにも日常になっていた

それが王子として生きてきた俺の当たり前の習慣になっていた

特に女はな

瑠璃との出会いもその泡の1つにすぎない…筈だった

「いきなり22歳まで飛んじゃうんですか?高校生位のキースの話も聞きたいのに…」

濡れた髪を纏めた化粧を落とした顔がいつもより何倍も幼く俺を睨む

「ひたすら学力が優秀だったという当たり前の事を聞きたいのか?」

俺の言葉に瑠璃はキョトンとした目を俺に向ける

…それで話が逸れるならそれでいい

15で俺はティナに出逢い《男》になった

家庭教師との関係に激怒した母上に国外追放にされたティナを探した日々

ティナの面影を追って付き合った数々の女達

そしてリリィ…

お妃候補にもなったリリィとの恋愛と、それからの無責任な恋愛の数々を今さらお前に説明したくなんかねぇんだよ

「俺の人生はここからがスタートだ」

俺は言い聞かすように《22》のキャンドルを吹き消した

…消さなかった10代の頃のキャンドルが後味悪げに湯煙の中身揺れていた

お前に出逢わなければこの無機質な炎はまだまだ続いていたのだろう

そう思えば奇跡…だったのか

運命だったのか

俺は《22》のキャンドルを吹き消したその口で瑠璃の唇を塞いでいた


~つづく~




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