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私の彼は…~氷室征司~3

仕事を片付けて私は征司さんがいるというレ・クランへと足を向けた

なんとなく…気になっちゃうのよね

別にヤキモチ妬いているわけじゃないんだけど

モテすぎる彼を持つ女のサガね…なんちゃって

アホか!お前ちゃうわ!

天王寺さんがいないから勝手に一人ボケ一人ツッコミをしてみて、余計に虚しくなった

「いっらっしゃ…あっ!香月ちゃんだ!毎度!」

お店に入った途端に潤四郎君の明るい声が響き渡る

「毎度って…居酒屋じゃないんだから…」

横から三斗希君が潤君の頭をコツンと叩いてペコッと頭を下げる

相変わらず可愛い

お姉ちゃん気分になってしまう

お店に入るなりにやけてしまいそうになって

更に奥の征司さん専用ブースに向かうと今度は固まってしまった







…目の保養過ぎる…

大人のイケメンが5人も揃っていた

気づけば周りの女の子達もチラチラ見…いや、ガン見している

「おお、瀬名、お疲れさん」

「香月ちゃん、お疲れ~♪」

2人の上司がにこやかに迎えてくれる

「香月さんいらっしゃい。お待ちしてましたよ」

「来ると聞いていたから今特大サイズのモンブランを作っておいた」

2人のコックコート姿のイケメンショコラティエが私に視線を送ってくれる

極めつけは…

「今、帰ろうと思っていたところだ。これで一緒に帰れるな」

優しく微笑む征司さんの言葉に周りの女の子の羨望の悲鳴さえ遠くに聞こえてくる

「…なんか私、一生分のモテ運を使い果たしている気がします…」

パタパタと手で顔を扇ぎながら私はイケメン集団の中にふらふらと歩いて行った

「モテ運などこの先必要か?」

「…えっと、いらない…です」

征司さんの真っ正面な言葉に私の顔はもはや茹で蛸だろう

ここでサラッと言い返して、余裕を持って髪を搔きあげるなんて仕草ができたら大人のいい女なんだろうなぁ

…無理だけど

一吹さんにヤキモチ妬いていたさっきまでの気持ちはなんだったんだろう

にへっと顔面崩壊する私は上司2人に席を譲られ、イケメンショコラティエに特大サイズのモンブランとコーヒーを用意されて店中の女の子達の鋭い視線を浴びる事になった

「お仕事の話はもう終わったんですか?」

無理矢理仕事モードに気分を変えて聞いてみる

「桐沢に内容を伝えた。1分もあれば終わる事だ」

「氷室の説明は一言一言が適切だからな」

「いや、お前の質問が的を得ているからだ」

征司さんと桐沢さんの会話に小さく溜め息をつくもう1人の上司…

「俺も褒められたい…」

…声を立てずに笑うしかない

私はパクッと特大サイズのモンブランを口に入れた

「あ~あ♪美味しい!」

「当たり前だ。誰が作ったとか思ってる」

「…ショコラティエのジャイアンがいる」

花井さんと仁さんが被って見える

自信のある人はみんなジャイアン化するんだろうか

「香月さんはいつも美味しそうに食べてくれるから作りがいがありますね。ね?氷室先生」

一吹さんの笑顔は一種の武器だと思う

女性の被疑者は1発で落ちそうな気がする

「今日の夜はスモークサーモンとアボカドのクリームパスタとサラダの予定だが…後は一吹のケーキが1ホールあるらしい。足りなければ何か作るが…」

「えっと…普通は確認の必要もない量かと」

「お前の胃袋を普通と思う人間がどこにいる」

乙女心が崩れ去っていく

更にこの場にいるイケメン集団全員が疑問も否定もしやしない

「香月ちゃん、そこの角のお店のメンチカツ美味しいらしいよぉ」

野村さんがくくっと笑い声を殺しながら教えてくれる

「サーモンのクリームパスタにメンチカツ…」

征司さんがボソッと呟く

美意識が許さないらしい

「いえ…大丈夫です!充分ですってば!」

「とりあえず4人分作ればいいか…」

独り言を言う征司さんを軽く睨みながら私は早くもモンブランの最後の一口を放り込んだ


~つづく~


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Category - 特捜×ショコラティエ コラボ

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