FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

真夏の夜の怪奇~ウィル~1

Category - 番外編
雷が落ちた

思わずビクッと肩を震わせた

恐る恐る視線を上げるとクロードさんが唇をわなわなと震わせていた

雷とはそう…クロードさんの叱責

「あ、あなたという方はっ…!何度申し上げたらわかるのですか!」

「…ご、ごめんなさい…」

私はひたすら頭を下げるしかない

「日々常々ウィル様のお名前に泥を塗るような事はなさらないようあれほど言っておりましたのにっ!」

「そんな…決して泥を塗るなんて…」

「ウィル様ご不在時のご公務はノエル様の一挙手一投足がウィル様の行いと同じ扱いとなるのです!そのご自覚がないのですか!」

「ありますけど…」

「あってあの立ち振る舞いですかっ!」

…落雷注意報が警報になって

「国王様もしばらくノエル様のみのご公務は控えるようにとのお言葉です!」

竜巻と共に落ちた




「あ~あ…」

疲れ果てた…

クロードさんのお説教と

国王様まで怒らせたという事実にとことん打ちのめされる

どうして私ってこうなんだろう

よかれと思ってる事が私以外の人にはいい事じゃないみたい

その基準がわからない

じゃあ、ただ黙ってにこにこ笑っていればいいのか

そんな訳にもいかないのよね

公式な意見というものを求められるし…

質問は前もって伝えられているけれど

それを丸暗記させられてるけれど

…つい気になって台本にない質問をしちゃって

それに答えてくださった方にトンチンカンな返事をしちゃって…クロードさんに怒られる

「あ~あ…」

何度目かの溜め息をついてベッドに突っ伏す

ウィルは今日も帰って来ない

ずっとずっと海外出張…

帰ってきてもすれ違いばかり

全然会えない…

時差があるからお話ししたくってもウィルはお仕事の途中だし

忙しくって大変そうだから私のこんな愚痴位につきあわせちゃったらいけないし…

ちゃんと大丈夫だよって安心させてあげたい

せめて足を引っ張ってないと思っていてほしい

私がちゃんとできるようにって、わざわざクロードさんを私に付けてくれたんだもの

頑張らなくっちゃ!





私のこんな気持ちが遠く闇の中に住む人に目をつけられちゃったんだって…後になってから気がついた


~つづく~



拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 番外編

0 Comments

Post a comment