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夢恋城へ…ようこそ…

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特捜×ショコラティエコラボ☆一吹と氷室センセ☆2

その日は取材で一日中外を走り回っていた

ようやく今、会社に戻って、そこから取材のまとめをしなくちゃいけない

「ふぅ…」

さすがに疲れたけれど、ここはもう一踏ん張り!

早めに上がって蒼井家の夕飯のお手伝いしたいし

私はバックを置いてインタビューを録音したボイスレコーダーを机の上に置いたその時だった

携帯がなった

「あ、潤君?」

ディスプレイに潤君の名前が浮かび上がる

夕飯の材料の買い足しのお願いかな?

「もしもし、潤く…」

『華恋ちゃん!すぐ来て!』

いきなり切羽詰まった潤君の声が飛び込んでくる

「え…どうしたの?」

『一吹兄が倒れた!心臓マッサージして…!病院、病院行って…』

一吹さんが倒れた!?

心臓マッサージってどういう事!?

潤君は泣きじゃくりながら都内の病院名を告げた

「すぐ行く!」

私はもう何も考えられずにそのままバックを掴んで飛び出した

途中の記憶は殆ど無い

会社の前からすぐに乗ったタクシーの運転手さんに病院名だけ告げるのが精一杯だった

一吹さんが…

一吹さんがどうしたの…?

倒れたって何?

心臓マッサージってどういう事?

確かめようとスマホを手にしても誰にもかけられない

潤君…三斗希君…仁さん…

かけて返ってきた返事が最悪だったら…

最悪って何?

最悪って…

私はスマホを握りしめてひたすら祈り続けた

永遠かと思えるほど長い時間の末に病院について

「一吹さんっ…一吹さんは!?」

縋り付くように受付に駆け込むけれど、受付の人がすぐに反応してくれない

「あの…苗字は…?」

苗字…苗字は…

頭がパニックになって咄嗟に出てこない

いつもわかってた筈なのに…

口がパクパクするだけで言葉が出てこない

落ちつけ…落ちつけ私!

「華恋ちゃん!」

不意に呼ばれて振り向くと潤君が駆け寄ってきた

「潤君!一吹さんは?!一吹さんは?!」

「こっち!こっち来て!」

潤君は私の手を引っ張って病棟の奥へと走って行く

こっちの病棟って何があるんだっけ…

何科?

パニクる頭の中でそんな事を考える

掴まれた潤君の手の冷たさがずっと気になる

どうして…冷たいの?

潤君…泣きながら走ってる

どうして…

私の頭の中はもうぐっちゃぐちゃだった


~つづく~



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Category - 特捜×ショコラティエ コラボ

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