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特捜×ショコラティエコラボ☆一吹と氷室センセ☆3

潤君に連れて行かれた先にはガラス張りの部屋の前で立ち尽くしている仁さんと三斗希君がいた

「あ…華恋さんっ!」

「華恋…」

私に気付いた2人がこっちを向いた

「一吹さんは…?」

自分でも驚くほど掠れた声が出る

怖い…

仁さんが何を言うのか…

足がすくんだ

「一吹なら…そこにいる」

仁さんが目でガラスの向こうを指した

思わず潤君の腕を掴んでガラスの方に向いた

そこには…

真っ白な顔をした一吹さんが酸素マスクを付けられて

点滴の管に繋がれて

テレビでよく見る病室のシーンと同じように赤いハートマークが数字を刻んで

緑色の波が心臓の鼓動を映していた

…生きてる…

一吹さんの枕元にあるメーターは間違いなく心臓が動いていると告げていた

「…生きてる…」

ガラスに手をついて顔を近付けるとうっすらと写る仁さんが小さく頷いた

体から力が抜けて

そうしたら涙が止まらなくなった

「うっ…ひっく…うぅ…」

しゃくり上げる私の肩を後ろからガシッと掴まれる

仁さんの大きな手が私の体重を全部支えてくれた

一吹さん…生きてる

一吹さん…生きてた

生きてたっ…!

私は迷子になった子供のように泣きじゃくった

「微小血管狭心症だそうだ。女がかかる割合が高い症状の為、病名が出るのに時間がかかった」

聞き慣れない声が仁さんの後ろから聞こえてきて…

振り替えると涙で霞んだ向こうに見知らぬ男の人が立っていた

「医者の氷室先生だ。たまたま一吹が倒れた時に店にいてくれたおかげですぐに心臓マッサージの処置ができて…それで一吹は助かった」

仁さんの説明に私は大きく何度も何度も頭を下げた

「ありがとうございます!ありが…とう…ございます!」

この人がいなかったら今頃一吹さんは死んじゃっていた

一吹さんが死んじゃうって

そんなの…

今更ながら体が震えてくる

「これからは身の丈に合った仕事をするようにお前達が調整しろ。命より大切な仕事などない」

「はい…」

仁さんが深々と頭を下げた

つられて三斗希君も潤君も

そして私も

みんな一斉に氷室先生に頭を下げたのだった



~つづく~




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Category - 特捜×ショコラティエ コラボ

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