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特捜×ショコラティエコラボ☆一吹と氷室センセ☆4

あれから一吹さんは1週間入院してから退院してきた

氷室先生の言われた「微小血管狭心症」はストレスや過労が原因で起こる女性に多い病気らしい

「いくら顔が女顔とはいえ…」

今日も仁さんは文句を言いながらショコラを作る

「顔の事を言われてもなぁ…」

その横で補佐程度にパウダーを振る一吹さん

「病気は容姿を選ばないと思うよ」

三斗希君はホワイトチョコレートを湯煎して型に溶かし込んでいる

「でもさぁ、美人薄命とかって言うじゃん?美人は病気しやすいって事だろ?」

使い終わったボールを洗う潤君は仁さんに睨まれ、一吹さんに苦笑いをされて首を傾げる

「あれは、美人の人はもてはやされる期間が短いって意味だよ。実際の美人って逆に長命なんだって」

私も後片付けを手伝いながら蒼井家の会話に加わる

ごく当たり前の事がものすごく貴重で幸せのものだってしみじみ思う

「へぇ~!そうなのか!そうだよな、だって美人って金持ちと結婚するからさぁ、いいもの食って、有り余った時間でジムとか通ったり~すぐに病院かかれるし…うん!長生きだ!納得!」

潤君が大きく頷くと三斗希君が笑い出した

「潤は単純だなぁ…あ!一吹兄さん、そろそろ氷室先生がみえるよ」

時計を見上げた三斗希君が言うと一吹さんも腕時計に目を落としてゆっくり立ち上がった

「お出迎えに行かなきゃね」

そういう一吹さんの顔はなんだか恋人を迎えに行くような…

ちょっと妬いちゃう

一吹さんは弟達に女顔って言われるくらい綺麗な顔をしているけれど

氷室先生も滅多に出逢えない絶滅危惧種クラスの美形だ

初めて逢った時は一吹さんが病院に運ばれた直後で全然顔を覚えていなかったけれど

あれからお見舞いにも来てくれたし

退院してすぐに氷室先生の職場まで御礼に伺ったりして

改めて顔をマジマジと見てしまった

女として自信を失ってしまう…

でも…

「華恋ちゃんが氷室先生にデレッとなって一吹兄がヤキモチ妬くかなぁと思ったら…」

「一吹兄さんが氷室先生と仲良くしてるのを華恋さんが妬くっていう…」

「意味がわからん…」

潤君と三斗希君と仁さんが呆れるという状況に私の立ち位置がちょっとぶれている

そんな事を思っていると

カラン…

軽い音がして扉が開いた

「氷室先生!いらっしゃい」

満面の笑みで迎えに行く一吹さんと

「…誰がコックコートを着ていいと言った」

仏頂面の氷室先生

「これは氷室先生の白衣と一緒ですよ。職場では着ないとね」

「仕事馬鹿に付ける薬は持ち合わせていないからな」

そう言って氷室先生は一吹さんの頭をくしゃっと撫でる

「はいはい」

ちょっと照れくさそうに微笑む一吹さんはいつもの《長男》で《オーナー》じゃなくなる

「あれを見ると…弟としても複雑…かも」

「華恋さんの気持ちがちょっとわかる」

「意味がわからん…」

弟達の声を背中で聞きながら私は複雑な乙女心を持て余すのだった



~つづく~




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Category - 特捜×ショコラティエ コラボ

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