FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

彼が帰ったら…~キース~2

Category - 番外編
キースは帰って早々に着がえるとそのまま城内にある美容室に向かった

どうしても異国の美容師は嫌だったらしい

元々国王様が行かれる公務であり、先方の国の国王様もそのつもりでいらっしゃった

けれども国王様の体調があまり優れなかった事もあり、キースを国王代理として派遣した

それが異国の国王様にはお気に召さなかったようで…

『20を過ぎたばかりの若造がわしと対等に話すなど…馬鹿にしておるのか!』

とかなりお怒りになったようだった

だから1週間程で片付く予定だった調印が2週間になり…3週間になり

結局1ヶ月半も帰って来れなかった

その間、キースは他国の迎賓館で寝泊まりをして、当然専属の王室御用達の美容室だってあったのに

「あの国のセンスは俺には合わねぇ!」

と断固拒否したのだ

かといって途中からリバティ城の美容師を呼び寄せるのは更に他国の国王様の気持ちを逆なでてしまう

ゆえにキースの髪は伸びっぱなしになったのです

その美容室に向かう途中で

「リューク!リバティの肉を用意しろ!魚もだ!全て国産で揃えろ!」

と怒鳴っていたっけ

海も山も少ない砂漠地帯の多い異国の地はキースの好みの食べ物はなかった

まったくわがままな子供みたい

キースは身奇麗にしたら国王様へ報告に行ってしまうので、私は先に部屋に戻った

この1ヶ月半の間1人で過ごした部屋

広すぎて寂しかった

やっと帰って来てくれた…

ほっとする気持ちと、ときめく心

それは結婚しても変わらない

ゆっくり逢えなくても今現在同じお城の中にいるという安心感に包まれる

不意についさっき掠めていった唇の感触が蘇った

いつものキースの高貴な香りと共に触れた柔らかな唇

2人きりだと激しく熱くなるキスを思い出すと思わず体が熱くなった

おはようやお帰りなさいのキスじゃない

膝が砕けて立てなくなるようなキス…

あと何時間後かに嵐のように降ってくる事を思うと体が震えてくる

私はもう…キース無しではいられない体になってしまったのかもしれない…


~つづく~



拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 番外編

0 Comments

Post a comment