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彼が帰ったら…~キース~4

Category - 番外編
1ヶ月半…

長かったな

…ったくあのクソ爺っ!

俺の年齢だけで下に見やがって

俺の3倍4倍生きていたからと言って頭脳も同じだけ発達した訳じゃねぇだろが

頑固爺の相手をしなきゃいけねぇ上に飯まで不味いときてる

スイーツは女の食べるもので男が食べるのは恥だと?

糖分が脳に活性とリラックスを与えるのを知らねぇんだろうか

ふんっ…!

さっさと片づけてリバティに帰るとするか…

当初はそう思っていた

父上からはこの調印の難しさをしっかり伝えられていた

先の事を見据えて取りあえずは4:6でまとまればいいと

4:6なんて負けじゃねぇか!

父上はまずは相手の懐に入り込んでからジワジワと有利になるように事を運べばいいと言う

まどろっこしい…!

堅実な父上らしい戦略だが俺の性に合わない

最低でも5.5:4.5だ!

負けは許せねぇ!

俺は1週間の滞在を敢えて伸ばした

爺国王もごねるが俺もごねまくった

駆け引きはじっくりジワジワとアメとムチの使い分けだ

綱引きの力をわざと緩めて相手が力んだ所を見計らって一気に引っ張ればバランスを崩す

逆に引っ張りすぎた時に手を離せば自滅する

バランスを崩して倒れ込んだ所に手を貸すのが父上だが、俺はとどめを刺す

立ち上がり、逆らう気力を失わせるのも戦略の1つだと幼い俺に教え込んだのは祖父、先代国王だ

それを1ヶ月半かかってやったわけだ

だが民衆の前で踏み付けて立てなくなった爺国王を晒し者にする事はしない

あくまで力の限り頑張った国王でいなければならない

俺はその手助けをしてやる

それゆえに爺国王は俺に逆らえなくなる

書類上は6:4で抑えてやった

1年後には7:3になる

が、爺国王は気づいていないだろう

「お前は王子に生まれなければ一流の詐欺師になれたな…」

父上の言葉は褒め言葉と取っておこう

ともあれこの公務は成功した

後はゆっくり書類を整えればいい

父上への報告を済ませて俺は自分の部屋に戻った

髪もすっきりしたしな

ようやく逢える…

逢いたくて仕方なかった…

俺ははやる気持ちを抑えながら扉を開けた

「お帰りなさい…」

微笑んで迎えてくれた瑠璃を俺は思いっきり抱きしめた



~つづく~




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