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彼が帰ったら…~キース~5

Category - 番外編
「お帰りなさい…」

瑠璃の声に思わず口元が緩む

「ただいま…」

そう言って手を広げると瑠璃は勢いよく腕に飛び込んできた

ぎゅっと抱きしめて髪に顔を埋める

ああ…瑠璃の香りだ

甘くて俺のブレーキをアクセルに変えちまう麻薬のような香り…

華奢な体を抱きしめて大きく深呼吸をする

それは瑠璃も一緒だった

「キースの香りがする…」

同じ事を思っているのかと思うと笑ってしまう

電話じゃ匂いも温もりも伝わらねぇもんな

顔を上げて小さな顔を手で包み込む

俺の手の中に収まっちまう小さな顔なのに、この俺を迷わせる瞳と狂わせる唇がある

「ようやく…だな」

「…お疲れ様」

互いの息がかかる程の距離で言葉を交わす

そして自然と唇が重なった

帰城した時にかすめていったキスじゃない

ゆっくりと味わう

柔らかな唇の感触を確かめるように角度を変えては何度も啄む

やがて…

深く熱いキスに変わり、瑠璃の息が上がってくる

必死で俺にしがみついてくる瑠璃の腰を強く抱き寄せた

「…寂しかったか…?」

「ん…」

「今日は随分と素直だな」

「いつも素直ですよ…?」

いつもは強がりと俺への変な気遣いで本心を何重にも隠している時もあるのに…

寂しいと素直に言ってくれる事がくすぐったい程に嬉しい

その照れ隠しもあって俺はまた瑠璃の唇を求めた

互いの舌が縺れ合う

「…キース…」

ほんの少し離れた隙に息継ぎをして瑠璃は俺を見つめた

「ごめんなさい…」

「なにがだ?」

ゆっくりと腰を弄りながら額をくっつける

「何にもお手伝い…できなかった…」

この長期の公務の事か?

次期王妃として俺のそばにいてフォローしたかったのだろう

「あんな飯の不味い所にお前を連れて行きたくねぇよ…」

瑠璃にはなんの不便も苦痛も与えたくはない

確かに瑠璃がいない1ヶ月半は辛かった

だがそれをバネに頑張れた事も確かな事だ

「お前に逢いたさに頑張れたんだ…」

瑠璃の頬を撫でて、その指で濡れた唇をなぞる

「お前はただ…」

瑠璃の瞳が潤みながら俺を見つめている

俺の中のストッパーが音を立てて次々と外れていく

「黙って俺に墜ちればいい…」

ただ抱きたい…

瑠璃の全てが欲しい…

俺の言葉に瑠璃は黙って抱き付いてきた

俺は瑠璃を抱き上げて

ベッドに沈めた

そして夢中で…抱いた



~つづく~




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