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彼が帰ったら…~キース~9

Category - 番外編
明るい雰囲気のディナーが終わるとキースも上機嫌のまま自室へと向かった

「明日は午後から大臣方への報告会がありますのでそれまではゆっくりなさってください」

リュークさんもようやくお仕事が終わるのでホッとした顔でキースに告げる

「午前中は父上がある程度説明するから俺はいらねーけどなぁ」

2人とものんびり話している

「そこはご本人登場が絵になるかと」

「じゃあ、行くか」

そんな微笑ましい会話を聞きながらも、気になることがずっと頭の片隅から離れない

「それではおやすみなさいませ」

部屋の前でリュークさんは頭をしっかり下げて戻っていった

ドアを開けて部屋に入ると…

私は気になっていた事を思い切って聞いてみた

「キース…」

「ん?」

キースは大きく伸びをしながら私を振り返る

その自然な表情に仕事を成し遂げた王子の面影はなかった

「さっきの…」

言い淀む私にキースはニヤリと笑った

「気にしてるんだろ?」

「え?」

「女の世話を持ちかけられた話」

…わかってたのね

「で、俺がどうしたと思ってるんだ?」

「それは…」

素直に受けたとは思いたくない

けれど交渉国の国王様からの申し出を断るのも…

「前にお前に言った言葉、覚えてるか?」

キースは私の腕を掴むと引き寄せて

指で顎を上に上げられた

目の前のグリーンの瞳に私が写っているのがわかった

「俺は…他国の国王の接待を受けなきゃ商談をまとめられないような男か?」

…その言葉…

あれはイザブール王国のミリア王女から求婚をされた時…

当然その申し込みを受けるだろうと覚悟した私にキースが言った言葉

『俺は政略結婚しなければ国を守ったり、力をつけたり出来ない無能な王位継承者か?』(第1章より)

あの時と同じ…

「そんな手を使って俺を丸め込もうなんて、とんでもない爺だったな」

キースはそっと私の唇を指でなぞった

「それだけ焦っていたんだろうが…この俺にハニートラップを仕掛けるなんて100年早いぜ」

キースはくくっと笑いながら

焦らすように私の唇を撫でながら腰を引き寄せる

キースの足が私の足を割って入ってきた

「…お前以外の女は抱かねぇよ…」

キースはゆっくりと唇を重ねてきた

熱い舌がすぐに絡んでくる

さっきまでの高級ワインの味がする

「…私以外…?」

「ああ…瑠璃以外…この俺の肌に触れさせたりしねぇよ」

唇を話した隙に会話する

「自覚しろ…」

「…なにを…んん…」

耳を甘噛みされると体が震えた

キースは器用に私のドレスの脱がせていく

逆らう事すら忘れてキースの官能的なキスに溺れる…

この人はなぜ…こんなにキスが上手なの…

何も考えられなくなる…

「お前の体はこの俺からこんなに余裕を奪うんだ…魔性の女だぞ…」

「そんな…どこが…」

魔性は貴方の方…

「今も余裕がない…わかるか?」

キースの瞳が切なく揺れている

勝ち気ではなく…少し甘えたような

私を焦らしてからディナーに行ったくせに…

「俺は…お前じゃないと…」

キースは私をきつく抱きしめると堰を切ったように荒々しいキスを繰り返した

いつしか服は剥ぎ取られ…

シャワー室へとなだれ込む

シャワーの熱いお湯が抱き合う私達の上から落ちてくる

土砂降りの雨の中にいるような水滴の中、キースは私の足を持ち上げた

もう…待てない…

キースのつぶやきと共に私は…

シャワーの嵐の中、彼を迎え入れた

私も待てなかった…

シャワーに打たれながらキースの腰が激しく動く

やがてそれは…

バスタブに手を突かされて後ろから

湯船に浸かって上になりながら

私達は我を忘れて抱き合った

1ヶ月半…

その空白の寂しさを埋めるかのように互いを求め狂ったように私達は愛し合った

もう…何回イッたのか…

キースの液が体の中に注ぎ込まれるのに

また感じさせられて出てしまう

そしてまた注ぎ込まれる…

「キース…キース…」

喘ぐしかできない

体中のどこを触られても感じてしまう

そんなにも長かった1ヶ月半…

「終わらせねぇ…まだだ…まだ…」

「もっと…して…もっと…」

「ああ…もっと…だ」

ベッドの上で乱れ尽くす

イッてもキースは私の中から出ていかない

出て行かずに…また復活して

疲れを知らないかのようにキースは私を抱き続けた

私も求め続けた

魔性の女だと言われても構わない

キースの前ではそれでいい

私以外を見ないで

私以外を抱かないで

私以外…

私は空が明るくなる頃…

とうとう気を失った





朝目覚めると…

キースは隣にいなかった

ふと見ると

バルコニーに作った露天風呂に影が見えた

本当にお風呂が好きなのね

私はゆっくり起き上がると脱ぎ捨てられたバスローブを着て

キースのバスローブを畳んだ

「瑠璃…?」

柔らかな声がする

「お前も入るか…?」

「ん…そうしようかな…」

キースの声にまたバスローブを脱いで…

改めて体中に咲いた赤い花にびっくりしてしまう

こんなに…愛されたのね

まだ残る下半身の気だるさと痛みが自分の中の女の部分を自覚させられる

湯けむりの中を進むとキースが微笑んで手を差し伸べてくれた

そして当たり前のように腕の中に包まれた

「体…大丈夫か?」

後ろから耳元の囁かれてまたぞくっとしてしまう

「大丈夫…」

「なら…」

キースの手がゆっくりと私の体の線をなぞり始めた

「…っ!キース…まだ…」

「まだ…なんだよ…」

「まだ…さっきまで…」

「一眠りしたら忘れた」

そんな…体がもたない…

そう言いながらも私の体はキースの愛撫に反応し始めていた

夜と違ってゆっくりとした余裕のある愛撫…

私の感じるところをじっくりと責めてくる

私はまたキースの腕に中で息を弾ませてしまう

「世界でただ一人だけだ…俺を狂わせる女は…」

キースは優しく私にキスを落とした

「一生…狂わせてくれ…」

彼の言葉にコクッと頷く

そうして私はまた…キースに溺れていくのだった

長かった出張の埋め合わせはまた朝になっても続くのだった…




🍀END🍀



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