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王子×特捜×ショコラコラボ☆プリンスは突然に…8

【仁’s Eye】

いくら裕福で優雅な王子であってもふらっと航路を変えて日本に立ち寄るなどあり得ない

そんな勝手な事をされたら航空会社はパニックになるだろう

航路、飛行高度、離着陸許可、他の世界中の航空会社と連携して、ある程度は事前申請が必要なはずだ

だとしたらエドワード王子の来日は予定されていたもののはずだ

「お前の言いたい事はわかる…しかし航空会社には緊急マニュアルというものもある。そこは臨機応変にさばくだろう」

氷室先生はそう言うが俺は納得できない

裏がある

「考えすぎだ…と言いたいところだが、俺もお前の意見に多少同意する」

氷室先生が同調してくれる

「だが、いくら何度もコンテストに優勝しているとは言え…一介のショコラティエであるお前達になぜ一国の王子がわざわざ訪問するんだ?会ったことがあると言っても1回だろう」

「そう…ですね」

「ショコラを食べたければ最初にお前達を呼んだ王子のように呼びつければいい。金は有り余るほどあるのだからな」

確かにそうだ

いくら日本の近くに来たと言ってもオーストラリアだ

7時間8時間はかかるはずだ

一体どこが「近くに来たから寄ってみた」なんだ

「ならば…あえてお前達に会いに来たと思う方が自然だろう。オーストラリアへの公務が逆にカモフラージュだと考えられないか?」

さすが氷室先生だ

日頃から疑ってかかる職業病なのだと思ったら思わず口元が緩んだ

だが…

「お前達は王子がわざわざ会いに来るような大きな荷物を背負っているのか?」

その言葉に思わず息を飲んだ

俺の目線の先には…

決して詮索をしてはいけないと暗黙の了解というバリアに遮られたブラウンゴールドのレリーフが壁に掛けられていた

謎の言葉の書かれたあのレリーフは…

俺達を呼びつけたドレスヴァン王国のジョシュア王子の大使館の人が執事のジャンさんからだと言って届けに来たものだ

謎の半分読めない言葉の書かれたレリーフは

『言ってはなりませんが、店内にお飾りください。今後ずっと末代まであなた方をお守りするものですから』

そう言われるがままにイートインコーナーの壁に飾っておいたのだが…




エドワード王子はあのレリーフを背に写真を撮ったのだ

不特定多数の若い女達と進んで…

それはまるであのレリーフをSNSで拡散させようとでもしているかのように思えた

それを俺達は氷室先生にも野村さんや桐沢さんに言えない

言ったら消される…

あのM・O・Fホテルの一族のように…

言える訳がない

《ドリアポス》などという姿なき組織の事など…



~つづく~





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Category - 王子×特捜×ショコラティエ コラボ

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