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王子×特捜×ショコラコラボ☆プリンスは突然に…15

【一吹’s Eye】

そんなある日…

事件が起きた

「なんか騒がしくないか?」

仁の声に顔を上げると店の前の道をパトカーが何台もサイレンを鳴らして走って行くのが目に入った

遠くで消防車のサイレンも聞こえる

「事故かな…」

三斗希が不安そうに外を眺める

「おっしゃ!調べようっと!」

潤はレジカウンター下に置いてあるパソコンを素早く操作し始めた

こういった潤の得意分野は伸ばしてあげたいなとふと思う

「どうやって調べるんだ?まだパトカーが走ってる段階ならニュースにもなってないだろう?」

「相変わらず一吹兄は疎いなぁ!リアルタイムにツイートしてるのを検索すればいいだけじゃん」

…うん。疎いかも

「平たく言えば井戸端会議が玄関前の主婦からネット上で若い連中に代わっただけだ」

仁の説明も俺と同類だと思うけどね

「あった!」

潤はあっという間に見つけ出してきた

「えっと…六本木にある高級フレンチレストラン《レ・クラン六本木店》で火事!火炎瓶みたいなものを投げて黒い車が逃げていったのを見た!…らしいよ」

「え…」

「レ・クラン…?」

「うちと同じ名前か」

思わず三斗希と仁と顔を見合わせた

「結構な高級店だよね」

「行ったことないけどな、俺は」

三斗希の問い掛けに仁がチラッと俺を見て言う

俺はイベント関係の時に行ったことはあった

後は…女の子と行ったかな

華恋ちゃんと出逢う前だけど

「同じ名前っていうのが気にくわないな」

仁はそう言うとすぐにアトリエに戻っていった

「一吹兄が行った時ってセキュリティどうだったのさ」

「店の前にドアボーイはいたよ」

「なのに店に火炎瓶ってどうやって投げ入れるんだろう?ガセかなぁ」

潤は独り言のように呟きながらパソコンにかぶりつく

確かに…

その謎は解けないまま夜となり、ニュースでも高級フレンチレストランでの火災とだけ報じていた

ごくありふれた日常のニュースの扱いでしかなかった

けれど翌日、思いも寄らない所から俺の身に降りかかってきた

朝の準備をしている時、野村さんが現れたのだ

「野村さん、おはようござ…」

思わず語尾が消えてしまうくらい野村さんの表情は硬かった

「葵井一吹さん、署にご同行願いますか?任意ではありますけどね…」




~つづく~



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Category - 王子×特捜×ショコラティエ コラボ

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