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王子×特捜×ショコラコラボ☆プリンスは突然に…28

【クロード’s Eye】

ウィル様がうんざりしたようにため息をつかれるとゆっくりとソファに身を沈められた

久々に国王様、王妃様と一緒のご公務はただただ気を使うだけだったと推測する

特に、ロベルト様に第一子のお子様がお生まれになった事で次はウィル様と期待をかけられている

ロベルト様のお子様が王女様であった事で、6ヶ国の中で1番最初に王子様をとお望みなのだ

順序など競う事などないのに…

スティーヴ様が6ヶ国で1番最初にお生まれになって一体何のメリットがあったというのか

最初の王子誕生ともてはやされた結果、王子という責務を安易に手放し医者になるという夢とやらに逃げていかれた

まぁ、そのおかげで優秀なウィル様が次期国王となられるのだから結果オーライというものだが…

そんな数年前の事をもう忘れたかのようにウィル様に早くお世継ぎをとプレッシャーをかけるとは…

ウィル様の心中を察しながらリラックス効果の高い茶葉を選んだ

日頃のご公務も多忙であるのにドリアポスの活動が加わるとなると一体いつ休めるのか

その上にジョシュア様が何やら企んでおられるとキース様はご指摘されていたが…

「ジョシュアがしようとしていること?」

ウィル様は気怠気に曇天の空を見上げたまま呟かれる

「大体検討はついている…」

「それについて各国と協議はされなくてよろしいのですか?」

「執事のお前に何の権限があって言っている?」

「…っ!申し訳ありません!」

思わず深々と頭を下げた

ウィル様は無表情のまま窓の外を見つめたままだ

「キースも気付いている。気付いていて敢えて手を出さない。なぜだかわかるか?」

…答えていいのか?執事の分際で

「…面倒くさいからだ」

ウィル様は答えを待つこともなくそう言ってふっと笑われた

更にどう返答していいのかわからない

「それぞれの国には得手不得手がある。ドレスヴァンの得意分野はドレスヴァンにまかせればいい…」

「ですが…」

「ジョシュアは間違っても我々の不利益になるような事はしない。5ヶ国に対してもドリアポスに対してもだ」

それは信頼という目に見えないものを信じると言う事か

昔のウィル様なら…

いや今を見つめるべきか

「さて…厄介な公務が終わった事だし…ノエルはどこにいる?」

「資料室で調べ物をされておられるかと」

「誰か先生が付いているわけじゃないなら連れ出しても構わないな」

「この後国王様王妃様とのご会食が予定されています。それまでなら…」

「食事くらいノエルとふたりで食べたいのに…」

ずっとグレーの空を見上げていたウィル様が視線を下に向けるとガラス窓に雨粒が付き始めた

「…せめてゆっくりノエルと過ごしたい。部屋にノエルの好きなケーキを用意してくれ」

「かしこまりました…」

憂鬱そうにウィル様は髪を搔きあげるとスッと執務室を出て行かれた

ウィル様が主導権を握れる日はまだまだ遠いのか…

病弱と言われながらも王座を降りようとされない国王様を少し苛立たしく思うのは完璧に執事失格だが…


ウィル様の為に選んだ茶葉とノエル様のいつもの茶葉をセットしてケーキはなにがあったかを考えを巡らすのだった



~つづく~





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Category - 王子×特捜×ショコラティエ コラボ

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