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第7章-298話

Category - 第7章
ジョシュアは冷静に睨みあうキースとアンドリューを見つめていた

追い詰められティナは自己防衛のためペラペラと喋り続けている

だがそれは《自白》であっても《証拠》ではない

犯人しか知り得ない…自白

それは《秘密の暴露》

それがなければ刑事事件では犯人と認定できない

(そこまでキースは考えているのか?)

ジョシュアは臆することなく対峙するキースに視線を移す

「んなもんいらねぇだろ。なんたって王族だからな」

ジョシュアの気持ちを知ってかレオナルドがふんっと笑う

「いちいち証拠固めなんかいらないだろうよ。警察よりか権力あるんだぜ、俺達」

「だからといって王位継承順位2位の者を証拠もないまま…」

「そのカチカチ頭を変えないと進歩できないぞ」

「なんだと?!」

「親愛なる隣国からの忠告なんだけど」

「いらん!」

こちらの一触即発は誰にも注目されないまま進んでいく

ただ偶然にもすぐそばにいたクリスティアーノだけがジョシュアとキースの両方を見ながらひたすら滝のように汗を流していた

「証拠ならあるぜ」

ジョシュア達の会話が聞こえた訳はないはずだが、キースはニヤリと笑った

そして懐から小さなマイクロチップを取り出した

「ティナとお前の甘い甘い会話が入っている」

「何っ!?そんなもの…っ!」

アンドリューは更にキースを睨みつける

「あるわけがない?」

キースは視線をティナに向けた

「あの女がどういう女かわかって手を組んだんじゃないのか?」

「だからあの女は知らん!」

「あん?旧知の仲のロレッタ嬢ではなかったか?」

更にキースはほくそ笑む

ロベルトは思う…

キースの心臓は鋼鉄でできているんだ…と

まるで中世の騎士の甲冑みたいな心臓だと勝手に想像する

「だったらどうやって伸縮して血を送るのさ…」

「グレン…ものの例えに突っ込まないで」

実は自分も同じイメージだったとは言えないグレンが呟く

ロベルトの返しがありがたい

何か喋っていないと口の中がカラカラになってしまう

そんな緊張状態の中エドワードはいつもと変わらない様子でキースに微笑みかけた

「さすがキースですね。ティナさんが手ぶらでアンドリュー王子と密約を交わす訳がないと…」

「当たり前だ。甘い言葉にフラフラついて行くだけの女じゃねぇよ。な、ティナ」

キースの言葉にティナは唇を震わせながら手元でマイクロチップを凝視し続ける

あのマイクロチップ……



あり得ない……


だって……

私は一番安全な場所に保管しているのだから

キースが手にできるはずがない

だったらあれはフェイク……

キースは嘘でアンドリューを追いつめようとしている


私はそれに乗るべき?

私が得をするのはどっち……?



~つづく~


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Category - 第7章

4 Comments

chika  

オババさん

まだ最近からの方で嬉しいです!これからもキース中心で進んで行くかと思います。ゆっくりですが気長に読んでいってください♪

2020/01/02 (Thu) 15:32 | REPLY |   

chika  

ほとりさん

ありがとうございます!ゆっくりですが更新していきますのでよろしくお願いします♪

2020/01/02 (Thu) 15:30 | REPLY |   

オババ  

明けましておめでとうございます

去年こちらを見つけ、キースファンだった私はリピート・リピート・リピートを繰り返しと言うか、毎日の読み物として本編からコメント欄の芝居までドキドキハラハラニヤニヤしながら楽しんでます(^^)v昨日新しくアップされてるのを見つけお年玉をもらった気分です(*>∀<*)気長に待ちますのでキースと瑠璃を最高にハッピーにしてあげてくださいm(_ _)m

2020/01/02 (Thu) 10:49 | REPLY |   

ほとり  

お待ちしてました

久しぶりに覗いたら7章の再開
とてもびっくりしましたが嬉しかったです
待っているのでゆっくりでいいので続き待ってます

2020/01/01 (Wed) 23:37 | REPLY |   

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