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第7章-309話

Category - 第7章
「アンドリュー様!」

ドアを派手に開けて入ってきたのはビリーだった

その手には手首の入ったビニール袋が下がっている

「取り返しました!」

意気揚々と掲げるビリーにアンドリューは苦々しく舌打ちをする

「…馬鹿が…っ」

アンドリューが手首を欲しがる=手に入れたい証拠品と言うことだ

何もやましい事がないなら誰が手首など必要なものか

アンドリューがビリーを睨みつけている隙を狙ってエドワードはそっとキースに近づいた

素早く耳打ちをすると手にハンカチの中に包まれていた物を渡す

一瞬目を見開いて驚いたキースだがふっと笑うと小さく頷いた

その様子を壁際で見ていたグレンはエドワードがキースのそばを離れた瞬間…

ビリーに回し蹴りを食らわした

「ぐわっ!」

不意打ちに呻くビリーを瞬時に取り押さえ床にねじ伏せる

ビリーは一瞬で気を失った

「ユウ!」

グレンが叫ぶとドアの向こうからユウが現れた

「まだ間に合う!これを持って病院に行け!」

「かしこまりました」

「あの女が何か喋るかもしれない。しっかり記録してキースに報告しろ!これは重要任務だ!オリエンスの執事の名誉を取り戻してこい!」

「はい!」

ユウはビニール袋をビリーから奪う取ると走って行った

それは初めてユウが心からグレンに従った瞬間だった…かもしれない

「グレン!手伝うよ!」

そう言うとロベルトが駆け寄って来て一緒にビリーを押さえつけた

テーブルクロスでグルグル巻きにする

アルタリアは晴天なり…でも青空を曇らす物は排除しないとね

これも次期国王の役目…かな?

「さっきの回し蹴り凄いじゃん!どこで覚えたのさ」

「アランとやった格闘技ゲームだよ」

「ゲーム?」

「あれ、点数高いんだぜ。見よう見まねでやったらできた」

「凄ぉ~い~!…おっと!」

緩やかに喋るロベルトにアンドリューの他のボディーガードが飛びかかろうとした

それを器用に体を反らして避けると肘で思いっきり腹部に打ち付けた

「ぐっ…!」

呻くボディーガードに

「うりゃうりゃうりゃ!とうっ!」

何度も素早くパンチを食らわす

ボディーガードはあっという間に床に沈んだ

「やるじゃん!オッサン!」

「お兄さんって言ってよ!で、これって点数高い?」

「ん~…低いかも」

「ありゃ!勉強しなくっちゃ」

「公務終わってからにしろよ。またアルに怒られるぞ」

「う~ん…ここにも小姑がいた…」

うなだれるロベルトの肩をグレンが笑いながら叩いた

「…ど、ど、どうしてこの状況で笑えるんだ…」

すっかり忘れられたトド、いやクリスティアーノ王子が腰を抜かしたまま半べそをかいていた


~つづく~




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Category - 第7章

2 Comments

あや  

うん。意気揚々と手首持って帰ってきたらそりゃダメだよね🤣しかも、アンドリュー様ってパーティーに執事と称した何ボディガードを何人連れてきてるのよ😅
いや、近々国王になるから連れてきてるのか💧
チップもキースに渡されたし、ボディーガードもダウンしたしこれからいよいよかな。ウィルはモニタールームにいるのかな?それともパーティー部屋にもうきてるのかな。

2020/01/23 (Thu) 19:46 | REPLY |   

オババ  

どうしてか…それはね、国を背負う覚悟があるからだよクリスティアーの君(*^O^*)
にしても、ゲームかい!!ゲームで強くなれるのか!スゲーぞグレたん🎶ロブたんと一緒にゲームしてあげて。
でも、バカがいると助かるよねぇ←主人に不利になることを意気揚々とやるんだから(*`艸´)

2020/01/23 (Thu) 11:12 | REPLY |   

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