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第7章-310話

Category - 第7章
巨体ボディーガードが執事達に倒され、ビリーが王子に伸ばされたことを目の当たりにしたアンドリュー王子の他の側近達は戸惑っていた

自分達の主はアンドリュー王子だ

だが相手は同盟国の5ヶ国の王子達

…逆らっていいのか?

…フィリップ対5ヶ国?

アンドリューの指示を仰ごうにもキースと睨みあったままだ

「お前のお供は指示がないと何もできないようだな」

キースは挑発するようにオドオドしているアンドリューの取り巻きを見回した

来るなら来い!

キースが不敵にほくそ笑んだ

アンドリューの誤算その1

キースは巨額な資産にあぐらをかいてわがまま放題に権力をフル活用するタイプではなかった

実力で全てものにしてきたのだ

ただ人並みはずれて才能豊かだった為に苦労が見えない、更に高すぎるプライドが他を見下しているように見えるだけなのだ

「かかってこい!」

この世に怖いものなど何もない笑み

アンドリューのボディーガード達は凍り付いた

それがキースの余裕の笑みとなり、人々を圧倒的に威圧できるのだ

つまり…それが《カリスマ》

燃え盛る深紅の炎

寡黙で静かな青い炎のウィルとは正反対のカリスマの光

それを理解できる人間が何人いるのか

「うわぁああ!」

押しつぶされそうな空気に堪えられなくなった一人ががむしゃらに突っ込んで行った

向かった先は…一番近かったジョシュアだった

「ジョシュア様!」

ジャンは手元にあったジョシュアのスティックを投げた

来ることを予測していたようにジョシュアがノールックでスティックを受け取る

…そして一瞬だった




アンドリューのボディーガードはジョシュアの振るったスティックと、駆けつけたジャンのスティックを同時に別方向から受けた

体があり得ない方向に曲がる

苦悶の表情のまま呻き声もなく床に沈んだ

「あれも点数高い?」

「多分…」

ボソッと呟くロベルトとグレンの元にも今度は別のボディーガードが向かってきた

「やっぱり俺は技術より数だよね!」

ロベルトは飛びかかってきたボディーガードのパンチをまるで縄跳びをするかのように軽いフットワークで避けながら足で払ってよろけさせ

後ろに回って首に一撃を食らわした

倒れたボディーガードに

「うりゃうりゃうりゃ!うりゃぁ~!」

とパンチを打ち込む

「せこい点数稼ぎ…」

呆れるグレンは次のボディーガードの顎に一発で蹴りを入れて失神させた

「高得点GET!」

「グレンずるい!」

2人は伸びたボディーガードを雑に持ち上げてはバンッと重ねる

「ちょっと美しさに欠けますね」

その様子を見ていたエドワードの元にも一人突進してくる

エドワードは落ち着いてそばのテーブルからグラスを揺らす事なくクロスを引き抜くと

まるでベテランのメイドがベッドメイキングをするかのようにクロスを宙に浮かべた

クロスがボディーガードの上に落ちて視界を遮った途端にエドワードの前にルイスが回り込んで庇い、


ボディーガードはアルベルトの長い足から繰り出されたキックで壁際まで吹っ飛び伸びた

「さすがアルベルトは文武両道の完璧な執事だね。ねぇルイス」

「おっしゃる通りです」

軽く拍手を送るエドワードと、全く日常と変わらないルイスが微笑む

アルベルトは少し照れながら直立不動でエドワードに頭を下げた

「もしもーし!もう一回言いますけどぉ~アルベルト君のご主人様はこっちですよー」

遠くからロベルトが声を張る

アルベルトはパッパと体の埃を払うと声を方を振り返った

「自分の事は自分でする!バトン家の家訓です!」

「えぇぇ~!?エドちゃんを守ってそれ?!待遇が違い過ぎない!?」

「気のせいです」

「んなことないってば!」

拗ねるロベルトを見ながらエドワードはにっこりと微笑んだ

「ロベルトはちゃんと自分の事は自分でできるという確信があるからこその安心感だよね。ねぇルイス」

「はい。おっしゃる通りです」

そんな落ち着き払った王子と執事の会話をレオナルドとルシファーは半分呆れながら聞いている

「…で、俺達のとこには誰も来ないのかよ」

「物足りませんね…」

「お前、まだやる気かよ…」

「何か問題でも?」

「いや…いい」

ポキポキと指を鳴らす王子と無表情の執事はのんびりと歩き始める

あとは腰を抜かしたままのトド王子とさっぱり理解できないままの執事が部屋の隅で震えていた




~つづく~




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Category - 第7章

2 Comments

オババ  

アンドリューの最大の誤算はキースを巻き込んだことだよねぇ。まぁ、巻き込まなくてもで張るんだろうけど(*`艸´)
にしても、ジョシュアはやっぱり凄い!!ってか、パニックになって突進するにしても相手が悪かったよね( ̄▽ ̄;)6カ国1の武闘派だよ✨
自分のことは自分でする❗️ロブたん頑張って👊😆🎵
ウィルはまだ来ないのかな?城の入り口から会場までの廊下がどえらく長いのかな?

2020/01/25 (Sat) 14:36 | REPLY |   

あや  

あ〜あ。みんなやられちゃったね😅アンドリュー君の執事や側近よりも他の執事達はより、洗練された訓練してるわけよ。違うのよ!王子自身も護身術学んでるのよ。たまにV6の岡田君が講師としてミッシェル城でね🤣エドちゃんはクロス引きがお得意なのね〜😂
まだアンドリュー君が何故キースが10代の頃から画策してたとしても、キースはやはり生まれ持ったものがちがうんだなぁ。才能やカリスマ、でもそれは本人もきちんと学んで努力もささてるからなんだよね。
はっ( ̄◇ ̄;)ただ、お歌の才能は持って生まれてこなかったの😅これは公務に不必要だからいいのよ💦

2020/01/25 (Sat) 14:12 | REPLY |   

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