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Amour béni~シャルル国王~3~

追わなかった僕

一緒に壁を乗り越えようと思わなかった自分に嫌気がさして

落ち込んで落ち込んで

でも笑顔は見せなくてはいけなくて…

それも公務の1つと言いきかせながらパーティーに出ていたある日

ジョアンナに出逢った

彼女はフランス王国血筋の姫だった

確かに一般人にはない気品や立ち振る舞いは気高い血筋と、子供の頃からしっかりとした躾によるものだろう

「なんだか…落ち着くね」

彼女と一緒にいたパーティーでふとそんな言葉が出た

「ニコラス様も…ですか?」

ジョアンナは僕のそばでグラスを両手で持ちながら首を傾げる

「ジョアンナさんも何かあったのかな?」

「先日、父の知り合いの方のまたお友達から紹介ということでお会いした方がいるのですが…なんと申しますか…お話が合わなくて、申し訳ないのですがお断りを致しました」

「男は女性の話に合わせる事も礼儀の1つだと思うけどね」

「まぁ…そんな事を仰られた方はいませんわ」

ジョアンナは目を大きく見開いてから涼やかに笑った

…いい笑顔だ

屈託がなく、打算がなく、優雅だ

「いつもお金をお話しをされるのも煩わしく感じてしまって…私が悪いのですけれど」

「いえ…深窓の姫君ならばお金の話は必要ないでしょう。執事に言えば目の前に揃えられる…それでいいのですよ。それがいくら掛かったかを計算する事を仕事にしている者達がいて、僕達を支えてくれているのですから」

僕も物の価格を問われても答えられない

ワインはわかるけど…

そういえばカトリーヌもドレスや靴の値段や、ショーのギャラの話をしていたな

そう言うものなんだと笑って聞いていたけれど…

それは未知の世界への興味だったのかもしれない

逆にジョアンナとは話せば話すほど価値観というか、住む世界の同一感に心地よい空気を感じていた

「やっぱ話あわないとつまんないしねー」

まだ10代のギルベルトがジュース片手にパーティー会場を歩き回っている

年上の女性とも、または母親くらいの年齢の女性とまで笑って話している

あれは彼の特技だね

「話が合う合わないに年齢は関係ないよ~」

ギルベルトはにこにこ笑う

「同じ魚だって海がいい魚と淡水がいい魚だっているわけでしょ?」

物の例えがよくわからないけど…

「居心地いいと思える所に同じ思いの人と一緒にいるのが気持ちいいじゃん」

そうだね…

こんな年下に諭されるなんて

ちょっと笑ってしまった

僕はジョアンナの手を取ってホールの真ん中に進んだ

音楽が始まり、僕のリードにジョアンナはすんなりとついてきた

どんなステップもまるで何回も練習したかのようにピッタリと合う

「ジョアンナ…僕とお付き合いして頂けますか?」

あまりの穏やかな波の中で僕はお茶に誘うかのように口にしていた

「…はい」

ジョアンナもそっとはにかみながら頷いた

当然の事ながらジョアンナとの交際は誰も反対しなかった

逆に王族会がどんどん結婚への準備を進めてしまって慌てて止めた

なぜならなまだちゃんとプロポーズしていないし…

振り返れば同盟国の王子の中で僕が一番最初かな

それもいいかも



僕はシャルル城にだけ咲く特別な薔薇を一輪手にしてジョアンナの前にひざまづいた


※Amour béniは《祝福される恋》という意味です

🍀END🍀





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Category - 番外編☆国王編☆

3 Comments

あや  

確かにエドママは6ヶ国ではお姫様って感じだね。シャルルやフィリップはお姫様って感じがする👸✨お妃様になるくらいだからどの国も、お勉強に語学や楽器やテーブルマナーにダンスと先生が沢山お屋敷にくるんだろうねぇ。

2020/02/25 (Tue) 20:51 | REPLY |   

chika  

おそらくエドママが一番の深窓のお姫様だと思うのよね お嬢様じゃなくてお姫様✨✨✨✨

エドパパはエドちゃん程純粋に恋愛を貫けず、権力に負けたって感じかしら

2020/02/25 (Tue) 14:20 | REPLY |   

オババ  

んー、価値観が違うと確かにキツイけど……息子たちの世代はそれを乗り越えて結ばれるんだけどね😃

エドワード溺愛ママの誕生ですな(笑)

2020/02/25 (Tue) 11:17 | REPLY |   

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