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🍎ルーちゃんのパラレルワールド🍒

朝起きたら違う世界があった…

ロベルトが前にそう話してくれた

そこはほとんど一緒だけれど1つだけ何かが違うんですって

ロベルトが行ったパラレルワールドの世界ではロベルトには5人の娘がいて大騒ぎだったって(※番外編のThe parallel world of a Valentine's Dayをご覧ください♪)

5人の娘とロアがいて楽しそうだった

その時はいいなぁ~って思った

私も行ってみたいなぁ パラレルワールド

なんてお気楽に思っていたら本当に突然来ちゃった!

朝起きたら世界が変わっていた…




「アル~!急いで!間に合わない!」

「だから早く起きてくださいと申し上げたでしょう!」

これは日常…どの世界も一緒みたい

ただ違うのは…

「ギル!ちゃんとネクタイして!曲がってるし!もう!こっち向いて!直してあげるから!」

「ルイーザっ!苦しいっ!締めすぎ!」

「どうして2人して夜通し飲んじゃうの!次の日早いって言ったでしょ!」

そう…

ロベルト様のお母様 ルイーザ王妃様が生きていらっしゃるのだ

「たまに男同士飲みたい時があってだなぁ~アルベルト!車は!?」

「既に正面エントランスに横付けしてございます!ご主人様!腕時計忘れてます!」

「いるか?」

「いります!」

「…わかった」

アルベルトさんはロベルトと国王様の両方の支度を手伝って大変そう

「行きますよ!」

アルさんの声にロベルトは廊下を全力疾走で走っていく

まるで寝坊して学校に走っていく小学生だわ

…これも私のいる世界と変わってない

国王様もその後を追おうとするのを王妃様が止めた

「ギル!忘れ物!」

「まだ何かあったか?」

「あるの!」

そう言うとル王妃様は背伸びして国王様にキスをした

キャッ!見ちゃった!

「確かに一番大切なものを忘れてたな」

国王様はそう言うと改めて王妃様を抱き締めて熱烈なキスに…

な、なんなの!この夫婦!

ロベルトなんか私にいってきますも言わずに走って行ったのよ!

「早く帰って来るからな」

「はい!お待ちしてます」

最後にもう1度キスをすると国王様も早足でエントランスに向かって行かれた

あ然…

嵐が急に過ぎ去って私は廊下に佇んだ

これがパラレルワールド…か

微妙な違いに細かい衝撃を感じる

「さぁ、男の人達はお仕事行ったし!ルーちゃんお茶しましょう」

王妃様はにこやかに私の腕を取った

…なんて可愛いんだろう

「パティ!昨日言ってたシュークリームっていつできるの?」

「もう用意してございますよ」

ニコニコしながらメイドが近づいてくる

あ…パトリシアさんだ

そうか…

ルイーザ様が生きておられるならパトリシアさんはアルタリア城を去る事はなかった(※番外編 アルさんの恋愛事情Ⅲをご覧ください♪)

えっと…じゃあ…

パトリシアさんがいないならロベルトの従姉妹のユーリさんはどうしているの?

ルイーザ様の一番下の妹さんがアイリッシュマウンテンウェストパークランド共和国に嫁いでユーリさんを生み、そのユーリさんがなにも知らずに生んだのがロアだ

ユーリさんがあまりに世間に疎かったのはパトリシアさんの教育のせいだって聞いた

ていうか…

ルイーザ様が亡くなったのがアルタリアのせいだと言って疎遠になって経済援助を頼めなくなって…

ロアはアルタリア城に置き去りにされたのだ

根本的な所が変わってきているならこの世界にロアはいない…

それは…物凄くさみしい

ロアはもう既に私達の家族だ

アルさんとマリちゃんの養女とはいえロベルトにとったら実の娘同様

その子がこの世界にはいないのか…

ポッカリ心に穴が空いちゃった…




「パティ、ロアは?」

え…え…えっと…?

一人落ち込んでいた私と腕を組んだままでルイーザ様はロアの名を口にした

「はい。ロア様でしたら旦那様のご用意を皆様でされている間にご自分でお仕度されて幼稚園に行かれました」

「…相変わらずしっかり者の娘だこと」

「本当に手がかからない姫様でございます」

へ…?

姫様?娘?

ロア様?

「ギルとロベルトの血を引かず私に似たのね」

一人納得されるルイーザ様

ロアは…いた

この世界のロアはアルタリアのお姫様

ロベルトの妹なのだ

27才のロベルトの妹が幼稚園児…親子じゃん!

グレン様の所以上だわ!

それは絶対可愛い!

国王様の40過ぎで生まれた娘…

父親と息子揃っての超激アツ溺愛ぶりが目に浮かぶ!

「ルーちゃんとロベルトに子供ができたらロアが教育係になれそうだわ」

「…よろしくお願いします」

ロベルトが行った世界でもロアは娘達の教育係だったらしいし

役目は変わらないのかしら

「今日はねルーちゃんと食べようと思ってシュークリーム用意したの!焼きたてでね、自分で好きなクリームを入れて食べるのよ」

「美味しそう!」

「でしょう?ギルとロベルトとアルがいるとうるさいから今のうちに2人で食べましょう!マリア!用意して」

呼ばれたマリちゃんもニコニコ笑顔で王妃様に仕えている

ちゃんと左手薬指に結婚指輪が光っていた

それはさっきいたアルさんと一緒

この世界でも結婚出来てよかったね

なんだかここの世界って私のいる所より更にほっこりしている

アルタリアってどこまでパラレルワールドを溯っても平和なのかもしれない

「ルーちゃん聞いて!あのねロベルトが小学生の時にね」

焼きたてホワホワサクサクのシュークリームに自分好みのクリームを詰めて

美味しいお茶をマリちゃんが入れてくれて

ずっとルイーザ様がロベルトの子供の時の話をしてくれている

嫁と姑っていうよりすっかりお友達

私ずっとこの世界にいたいなぁ…







お昼寝したら元の世界に戻っちゃった

夢じゃないよ

だって…

鏡見たらほっぺたにクリーム付いてるもん

「ルーたん、おかち食べたでちょ」

早速ロアがチェックして来る

「ロアも~」

「は~い!キッチンを覗きに行ってみよう!」

「は~い!」

ロアと手を繋いで厨房に行ってみる

「ケーキみちゅけた!」

早速匂いにつられて焼きたてケーキ発見

ううん…シュークリームだ

「これはルイーザ様が大好きだったシュークリームなんですよ。久々に食べたいと国王様からのリクエストです」

パティシエがそう言ってちょっと涙目

ここの世界にルイーザ様はいない…

でも感触が残ってる

ルイーザ様に腕を組まれて一緒に廊下を歩いて

一杯ロベルトの子供の頃の話を聞いて

たくさんシュークリーム食べた

まださすがにお腹一杯だもん

…食べれるけど

また会いたいな…ルイーザ様

じゃなかったお母様

ロベルトと国王様にお話ししたら拗ねるから黙っておきます

またお茶しましょうね

2人して5人の姫のいる世界へ旅するってどうですか?

その時はロベルトも連れて行ってあげたいな



🍀END🍀




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Category - ç•ªå¤–編☆プリンセス☆

5 Comments

オババ  

マジで!?O(≧∇≦)O

楽しみにしとります(((o(*゚∀゚*)o)))

2020/03/20 (Fri) 21:51 | REPLY |   

chika  

おっ!ちょうど書いてる最中のが…ドキッil||li (OдO`) il||li

2020/03/20 (Fri) 19:49 | REPLY |   

オババ  

ありがとうございます😆💕✨

そう!王子は必要🎵

王子の離島キャンプのプリンセスバージョンってのは?全員逞しいよ(笑)王子達心配でサテライトしてるかも(*´艸`*)

アラン君がロアちゃんに会って「俺の姫」発言でロブたんパニックとかね(笑)

キースと瑠璃ちゃんの日本訪問もやってほしい🎵

と、読むだけの人間は我儘放題思っとります( ノ;_ _)ノ

2020/03/20 (Fri) 19:34 | REPLY |   

chika  

オババさんリクエストの《王妃とプリンセス》はなかなかストーリーが思いつかず(^◇^;)まずはルーちゃんです。

後はこの王妃の恋バナシリーズと、次のシリーズにちょっとずつ織り込みます

やっぱり王子がいないとね💓💓

2020/03/20 (Fri) 18:52 | REPLY |   

オババ  

生きてて欲しかった( 。゚Д゚。)そして、アットホームな王家としてリバティとアルタリアは国民に絶大な支持を受けるの🎵ウン、話したらギルが拗ねるね(笑)

ロブたん……行ってきますなしに走っていったらいけません!(*´艸`*)

2020/03/20 (Fri) 09:28 | REPLY |   

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