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夢恋城へ…ようこそ…

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王子の他国訪問~グレンinフィリップ王国~

Category - 番外編
今回のミッションは公務ではなくプライベートで他国の王室と親交を持て…とのこと

国王様と王妃様からのご指名で訪問するらしいけど…

俺の訪問先はフィリップ王国だった

またノエルがからむとウィルが嫉妬するだろうなぁ~…

別に俺達何にもないんだけどウィルが勝手にヤキモチをやく

少しだけ憂鬱な気持ちで準備をしているとユウが書類を持ってきた

「グレン様、フィリップ王国からの招待状なんですが」

ユウにしては歯切れが悪い

「持ってくる物が書かれています。これ…ですね」

ユウが示した文字を見てさすがに俺も目を丸くした





「これはグレン王子!よくいらっしゃいました!」

満面の笑みで迎えてくださったのは意外にも王妃様だった

その《背後》に国王様とノエルがいた

国王様はこの所色々あって随分とおやつれになった

ちょっと回復されたらしいとは聞いていたけど、まだ顔が青白い

「お世話になります。あの…必ずいつもの平服でとあったのですが…本当にこれでいいのですか?」

俺はまず気になった事を聞いた

王室の言うことは絶対だから、本当に俺はいつもの普段着で来城したのだ

白のTシャツに紺と黒のチェックのシャツ 黒のスキニーパンツ スニーカー

本当にこんな恰好で失礼じゃないのか?

「いいのです!私の要望ですもの」

王妃様は終始にこやかに俺を城内に促してくれた

それよりも…

必ず持参しろとあったもの

それがわかったのはとある部屋に連れて来られて納得した

「…すげぇ…」

思わず素で感想を言ってしまった

そこは…

超一流のスポーツジムだった

本格的なマシンがいくつも並んでいて、奥のガラス張りの向こうは屋内プールだろう

あの時代を感じる伝統的なフィリップ王城の中にこんな施設があるなんて!

聞いてないぞ!ウィルはこんな事一言も…

「だってウィルはここに来ないですもん」

ノエルが小さく笑った

「ここは王妃様専用だから」

…そうなのか

「あら、私はウィルにもお使いなさいって言いましたよ。あの子が運動しないだけです」

王妃様は早速スポーツウェアに着替えられて準備万端だ

「私はね、グレン様。私と対等にスポーツをしてくれる人がいないかしらって思っていたのです。見ての通り国王様は病弱で全く私のスピードに付いて来れないし…ウィルは運動嫌い。ノエルは…まぁ苦手みたい」

確かにはっきり言えば運動オンチだ うん

「ですからグレン様にお付き合い頂きたいの」

「かしこまりました」

「手抜きなしで勝負ですわよ」

「望むところです」

こうなったらやるっきゃない!

一応国王様とノエルも参加するらしくスポーツウェアに着替えていた

こうして俺と王妃様とで勝負が始まった

ランニングマシン

ウェイトトレーニング

腹筋マシンに懸垂

驚いたのはとにかく王妃様がお元気だということ

というか…凄い運動能力だ

「さすがにグレン様お若い!遣り甲斐があります!」

かなり負けず嫌いな王妃様のようだ

俺はジムで思いっきり汗を流した

気持ちいい!

そう言えば俺もこんなに運動していないな

体鈍ってないか?

うーんと背を伸ばしてストレッチをした

そして次は…

持ってこいと指定があって1番びっくりしたもの

それは…


競技用の水着



まぁ…そんなに遠い昔でもなく、学生時代、授業で使ってはいたけど

卒業してまで使うと思っていなかった

「水泳が1番の全身運動ですわね」

そう言う王妃様もしっかり競技用の水着を着てこられた

普通女性が水着を着て現れたら色々目のやり場に困るけれど…

王妃様の場合もはやアスリートだった

素直に綺麗だと思った

ちなみに国王様は一応水着を着ておられるようだけれどガウンを着てベンチに座っている

ノエルは泳ぐ気ゼロのレースふりふりの水着でビート板を抱えて浮いていた

確かに王妃様の対戦相手にはほど遠い

「グレン様、100m自由形で勝負いたしません?」

「かしこまりました。受けて立ちます」

「頼もしい事!久々にワクワクするわ」

それは俺もだった

ロベルトと対決するのと訳が違う

血が騒ぐってやつ?

俺と王妃様はプールサイドの飛び込み台に立った

「よーい スタート!」

ノエルがプカプカ浮きながらスタートの合図をした

俺と王妃は同時に飛び込んだ

スゥーっと潜水して水面に出た途端にクロールで泳ぎ始めた

思いっきり水をかく

あっという間に25mの端が見えてターンをする

クルッと回って壁を蹴った時に隣のレーンでも王妃様がターンするのが見えた

マジか…

負けるわけにいかない!

俺はスピードを上げた

50m…75m…そして

100m…!

最後は息継ぎなしで突っ走った

壁をタッチして顔を上げると、王妃様も同じように顔を上げる所だった

「ノエル!どっち?!」

王妃様が真上にいるノエルに声を掛けると、ノエルは国王様と顔を見合わせた

国王様が代わってそばに来られた

「同着…だな」

「まぁ!ちゃんと見てました?」

「見ていたさ。凄かったよ。2人とも」

国王様の言葉に王妃様と俺は互いに顔を見合わせて自然にハイタッチしていた

俺は一日にしてフィリップ王国王妃様の印象が劇的に変わった

その後、ディナーに招待され、俺と王妃様は最上級のステーキを目の前にして談笑していた

国王様とノエルはベンチプレスのせいで腕が上がらなくなり、フォークとナイフすら持つのが辛いと2人はサンドイッチを食べていた

どうやらノエルにとって怖いだけだった国王様が引退を決めて穏やかになられ、意外と生活リズムが合っていい関係なんだとか

それを愚痴半分で笑って話す王妃様から聞いて安心した

やっと…《お客さん》から《家族》になれたな…

俺は密かに心の中でガッツポーズをした

その後、また王妃様と勝負の約束をしてからフィリップ王城を後にした



さて…ウィルになんて説明しようか

ノエルの水着姿を見た事だけは伏せておこうと誓った




🍀END🍀





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Category - 番外編

3 Comments

オババ  

スゲーの想像したね(笑)まあ、病弱だから仕方ないが……顔は良いのよね?で、脱いだらガッカリと……

ウィル運動して!!今はよくても10年後20年後が怖い((( ;゚Д゚)))二択よ!父親コースにいくか、母親コースにいくか!細マッチョ目指して!!

2020/03/22 (Sun) 10:16 | REPLY |   

chika  

リチャード国王にアンジー様を止める事は何一つできませぬ(笑)
リチャードの色白ガリガリあばら骨見えてるブカブカ海水パンツに白いガウンが浮かんでできたお話です(;^_^A

アンジー様はアスリートなので色っぽいとかより格好いいのです🎵🎵

2020/03/22 (Sun) 09:35 | REPLY |   

オババ  

スポーツジムでレースフリフリの水着(((*≧艸≦)ププッ

泳ぐ気ZERO~(笑)

アンジー様凄い!18歳相手に、しかもそんじょそこらの18じゃなくてグレたんだよ!!アンジー様いくつ?50歳くらい?

これリバティでは違う意味で無理だな。まず水着姿を自分以外に見せることをジェームス君もキースも絶対に許さないから(*´艸`*)

ウィルもこれ知ったら……グレたん嫉妬まみれの視線を浴び続けなきゃならないね(笑)

にしても、ノエル良かったよ🎵毒が抜けた国王様のんびりリズムが合って🎶家族になれて良かった(*^▽^)/★*☆♪

2020/03/22 (Sun) 09:22 | REPLY |   

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