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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-13話

Category - 第8章
ふぁぁあああ~…




平和そのもののあくびが執務室に響きわたる

「アル~終わったよぉ~!書類これで終わり?」

ロベルトが最後の1枚にサインをすると高々と掲げた

「はい。終わりです」

「やったぁ!終わったぁあああ!」

「書類は…です」

「へ?」

上げた手を下ろす事を忘れてロベルトは固まった

その手の先の書類を取りあげるとアルベルトは手際よくファイリングしてロベルトの前に立った

178cmと決して低くない身長のロベルトだが、目の前に190cm近いアルベルトが立つと見上げるしかない

「ロベルト様」

「あい…なんでございましょう…俺なんかやった?」

知らず知らずのうちに後退っているロベルト

「身に覚えは?」

「えっと…この頃、城外視察してません」

「脱走ですね」

「外遊も控えております…」

「エドワード様もウィル様もお忙しいですから」

「ルーちゃんとも適切な健全なる交際をしております」

「夜這いはしていないと」

「ちゃんとロアの教育も行っておりまする」

「またパパは自分だとおっしゃっていましたね」

「……以上です」

段々後ろに下がり、とうとう書棚まで追いつめられる

「ロベルト様」

「……はい」

顔が引きつっている

アルベルトはグイッと顔を近づけた

「うぁああ!アル!襲わないで!…おわっ!」

腕で顔を覆って叫んだロベルトはいつの間にか腕を引っ張られてソファにスポッと座らされていた

目を白黒させるロベルトの前でアルベルトはゆっくりと跪いた

「ん?」

「ロベルト様、間もなくキース様が戴冠式を行い国王様となられます」

「知ってるよ」

「その後、ウィル様も継承される予定です」

「うん。聞いてる」

「それを踏まえて、旦那様が次はロベルト様だと」

「はぁ!?俺!?」

ロベルトは飛び上がりそうになった

「何も不思議ではないでしょう?ロベルト様は最年長なんですよ」

「最年長はスティーヴ!」

「今更…」

「それに父さんは国王の中で最年少だよ!引退には早いってば!」

「何もリバティのように全権を継承するわけではありません」

本当は全権継承してガッツリ引退したい国王ではあるのだが…

「国王という地位をロベルト様に譲り、自分は後方支援に廻ると仰せです」

「俺は操り人形か!」

「では全部一人でおやりになります?」

「…まだ無理…」

「ですから適切かと」

「うぅ~…」

「ということで、これより国王様になられる為のプログラムに移行していこうと思います」

ロベルトの顔が更に強張った

「プ、プログラムと申しますと…?」

「ロベルト様風に言いますと《ロベルト王子、国王に変身大作戦》!…ですね」

「ぐぅ…」

ロベルトは大きくため息をついて天を仰いだ

「いつか来る事とはわかってたけど」

「覚悟をお決めください」

「…はい」

ロベルトはソファに頭を預けて目を閉じた

「…やるっきゃないね」

「私も最大限にお仕えいたします」

アルベルトは跪いたままロベルトに頭を下げた

こうしてロベルトの国王継承への準備が始まった



~つづく~





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Category - 第8章

2 Comments

chika  

うんうん。その順序だろうねぇ👑✨✨

TOPが存命中は後を継げないなんて事になったら…イギリスみたいになっちゃう!エリザベス女王元気だもん(笑)
あんなに息子も孫もはげてきてまだ王子って…いやぁ~💦💦💦

2020/03/25 (Wed) 13:26 | REPLY |   

オババ  

ロブたん頑張って✊😃✊アルも今以上に頑張って✊😃✊

キース→ウィル→ロベルト→ジョシュア→エドワード→グレンの順かな?

若いよねぇ~🎵全員20代で国王だよ!キースのとこはロイヤルウエディングと戴冠式が同時だっけ?瑠璃ちゃん嫁入りと同時に王妃様!!他の姫様達もプチパニックだよね。

これでロブたんの脱走は少なくなる?

2020/03/25 (Wed) 12:03 | REPLY |   

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