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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-14話

Category - 第8章
キースと瑠璃は結婚式を挙げるミッシェル城の大聖堂を視察に来ていた

リバティにも有名な大聖堂はある

王族以外の貴族はほぼそこで挙げる

もちろん一般市民も式を挙げることはできるがかなりの高額らしい

また、審査も厳しく成金の一般市民では挙げられない

それよりもハードルが高いのがミッシェル城の大聖堂だ

当然王家しか使えない

それも何等親までと規則もある

王族であっても誰でもここで挙式をできる訳ではないのだ

「凄い…」

今まで写真でしか見たことがなかった

世界中と女性が憧れる《一生幸せになれる》場所

声が響くほど高い天井

重厚で、尚且つ細かい細工のされた柱

色とりどりで、けれども統一されたステンドグラス

祭壇横の巨大なパイプオルガン

長い長いヴァージンロード

ここを私は歩くのか…

瑠璃は立ち止まって後ろを振り返って祭壇を見て…

両サイドを見る

ここに並ぶのは自分達を祝福してくれる人々

礼服の各国の王子とプリンセスの姿が浮かぶ

そしてその先に待っているのは…

祭壇の方に目をやるとキースがゼンと打ち合わせをしながら前を歩いている

「ん?瑠璃、どうした?」

歩いて来ない瑠璃に気づいてキースが振り返る

「来いよ」

差し伸べられる手が挙式の様子とダブって見える

当日着るであろう真っ白な礼服に身を包んだキース

優しい微笑みで私にだけ差し伸べられる手…

長かった道のり…

瑠璃はキースの手を取りに小走りに駆け寄った

暖かい手を掴むと涙が溢れそうになって少しだけ腕にしがみついた

あと少し…

もうすぐ私はここをウェディングドレスを着て歩く

私はキースの奥さんになれる

初めて実感したのか身震いする

キースの妻となること

それは7億の国民をまとめる国王の妻となること

王妃になる…

瑠璃は天井を見上げた

果てしなく高い

何人もの天使が描かれている

自分の未来はまだまだ果てしなく遠い

高い…高尚な位置

目眩がする

「…大丈夫だ。お前は俺が守る」

瑠璃の手を握るキースの手に力がこめられた

見上げればグリーンの瞳が優しく見つめてくれていた

そばにゼンがいるのに

瑠璃はそっと目を閉じた

キスして欲しくて…

キースはすぐにわかってくれた

唇に暖かさを感じた

そっと包むように

瑠璃はそのまま身を委ねた

幸せ…

あと少し…

あと少しで…

結婚式…





~つづく~




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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

あと少し…あと少しなんだよね!?Chika様!あと少しでウエディングなんだよね!?

これ以上延期になるトラブルはやめてぇ(≧□≦)

本当になんで瑠璃ちゃんだけこんなトラブルにあわなきゃいけないの!?って思ちゃう💦トラブル過ぎて結婚式挙げてないのリバティだけでしょ?他は終わってるんだよね?

お願いだからこの前の少女が女絡みのトラブルを運んできませんように(。-人-。)つーか、どんなトラブルも運んできませんように(。-人-。)(。-人-。)

2020/03/27 (Fri) 11:04 | REPLY |   

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