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夢恋城へ…ようこそ…

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王子の他国訪問~エドワードinアルタリア王国~

Category - 番外編
ノーブル様の突然のミッションはいつもの事だけれど…

今回は僕をわざわざお招き頂ける国王様がいらっしゃるとか

光栄ですね

特に駆け落ちなんてした王子をわざわざ指名するなんて

説教だろうか?

もしそうでも謹んでお受けしよう

もう僕は何からも逃げないのだから…




僕を呼んでくださった国王様はこの駆け落ちの時に1番お世話になった国王様だろう

僕はこのアルタリアの辺境の地に身を潜めていた

そしてインフルエンザにかかり、ロベルトが僕を迎え入れてくれた

感染が怖いのに僕とレイラを城内に保護してくれたのだ

僕の両親や追っ手から守ってくれた

当然国王様のお許しも必要だっただろう

「いや?事後報告だったぞ」

訪問してまず改めてあの時のお礼と謝罪をしたところ、ロベルトの父王様はあっけらかんと笑われた

「まぁ、私まで加担したとわかったら国際問題になるとアルベルトの入れ知恵で内密にされたらしい。これも事後報告だがな」

確かに僕の行動は国際問題になりかねかった

「ニコラスくらいなら全然余裕で、いとも簡単にシラをきり通せるんだが…ジョアンナに泣かれたら自信ないしなぁ」

一人悩む国王様は紛れもなくロベルトの父上だった

「まぁ、済んだ事はいいとして…せっかくだからアルタリアを案内しようと思ってな」

アルタリアなら昔から庭のようなものですが…

観光地巡りでしょうか?

「いや、今日は散歩だ、散歩!散策とも言うな」

国王様はロベルトそっくりの笑顔をされた

「さて、行くか~ルー!マリア!準備できてるか?」

「はぁ~い!」

ルーティアさんが執事のマリアを連れて現れた

挨拶する姿もプリンセスらしくなってきましたね

「ルーティア様!お帽子はかぶってください!」

「えぇ~?別に顔がわかったっていいじゃない」

「違います!日焼け予防です!染みになります!」

「そっちかぁ~」

ロベルトが言う《たまにアルが2人いる~》とはこれかな?

でもアルタリアらしくて微笑ましい

こうして僕は国王様とルーティアさんとマリアと4人で《徒歩》で城外に出た

堂々と出て行けるのは凄い

更に驚いたのは…

「あ!国王様!」

「国王様お元気!?」

行き交う人々が国王様に気付いて笑顔で声を掛けてくる事だ

「みんな、生活はどうだ?景気はいいか?」

国王様も気軽に応える

「国王様!新型インフルエンザのお見舞い金ありがとうございました!」

小さな商店の中年男性が頭を下げた

「ああ、もらったか。もらわないに越したことはないが、生活の助けになったのならよかった」

新型インフルエンザのお見舞い?

聞いてみるとルーティアさんがにっこり笑って教えてくれた

アルタリアで流行った新型インフルエンザに掛かった人々はその証明書を提出すれば《お見舞い金》として国からいくらか支給されたのだとか

「働けなかったり、外に出れなかったりみんな大変だったからって国王様がお決めになったの。本当は国王様は全部のインフルエンザに掛かった人にっておっしゃったんだけど、さすがにそこまで出すと財政が圧迫しちゃうからって議会で反対されて…」

アルタリアでも国王様の意見が全て通る訳ではないんだね

「でも新型だけでも出せたからよかったってロベルトも言ってたんです」

そうだね

シャルルではそこまで流行らなかったから議題にも出なかった

もっと国民ファーストにならなくては…

色々勉強になる

「あ…」

その時僕は店先に並んでいたものに気づいた

缶の模様に見覚えがあったのだ

「これはオリエンスの黒糖とアルタリアのジンジャーをブレンドしたものかい?」

僕が聞くと店主は目を丸くした

「よくご存じで…!え、でもこれってちっちゃな工場が小規模で作ってる凄くマニアックな物ですよ…よくシャルルの王子様が…」

「ロベルトにもらったんですよ。僕のプリンセスがインフルエンザに掛かって治療中の時にのどにいいし、温まるから紅茶に入れて飲むといいと教えてもらって…」

そう、レイラが美味しいと言って紅茶に入れて飲んでいた

僕も飲んでみたら、美味しかった

黒糖だから甘いのだけれど、嫌みのない自然な甘さで

ジンジャーがのどををスッとさせてくれて

それでいて体が中からポカポカした

「ああ!そうだ!ロブちゃん…じゃなかったロベルト王子様が買っていかれました!いやぁ~それがシャルルのお妃様に辿りつくなんて…あの工場の親父、泣いて喜びます!」

聞けば製造元の工場は新型インフルエンザで閉鎖の危機に襲われ、再開できたものの注文が激減して苦しんでいるとか

「ちょうどもうすぐ無くなる所でした。頂いてもいいですか?えっと…箱ごと」

「ええ~!?」

僕の言葉に店主は仰け反った

そんなに変?

それを見て国王様が大声で笑い出した

「さすがエドワード王子はスケールが違う!よし!じゃあ箱ごと買うよ。城に届けさせておくれ」

国王様はそう言うと手続きをマリアに指示した

えっと…国王様お支払い…

「何を言っているか!奢るぞ!プレゼント!これでも国王だぞ」

国王様は思いっきり僕の背中を叩いた

改めて思う

…ロベルトの父上だなぁ

僕はもう一度お礼を言った




あれからもずっと散歩してアルタリアの日常をいっぱい見ることができた

そして城に帰り、僕はあることをルイスに指示した

それは…

シャルル王室のホームページと言うのがある

お父様や僕が国民の皆さんにメッセージを発信したり日常のコメントを出したりしていた

そこにレイラがお気に入りの紅茶のお供…としてこの黒糖ジンジャーパウダーを載せたのだ

そのまま載せてしまうと色々商業的に違反になってしまうから遠目の写真と特徴だけ

それでも興味がある人なら簡単にたどり着けるように…ね

後日ロベルトから製造工場が今では生産が追い付かないほど注文が殺到して

倒産しかけていた小さな工場が立ち直ったと嬉しそうに報告が来た

ほんのちょっとだけアルタリアに恩返し出来てよかった



僕?


僕は相変わらずローズティーですよ




🍀END🍀




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Category - 番外編

2 Comments

chika  

はい🎵エドちゃんはぶれません😁😁

2020/03/28 (Sat) 09:54 | REPLY |   

オババ  

流石アルタリア!国王様にも気さくに声をかけるお国柄🎶にしても、隣の国を庭と表現できるほどエドちゃんもアルタリアに来てるのか?(笑)ロブたんは自国以外の5ヶ国も庭だろうけど(*´艸`*)

エドちゃんはブレない男だな☕️

2020/03/28 (Sat) 08:12 | REPLY |   

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