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第8章-16話

Category - 第8章
クロードはいつも穏やかなゼンの目が鋭くなっている事に気付いていた

当然の事だ

クロードは深々と下げた頭を上げられなかった

「自分のしたことを…この数日間で考えたか」

「はい…毎日毎日自問自答の繰り返しでした」

「結論は?」

「…間違っていたと思います」

「何が…だ?」

「全て…です。ウィル様の為と思った事も、全て…」

「ウィル様の事を思って…は間違ってはいない。ただ、やり方が間違っていた」

「はい…」

クロードはようやく顔を上げてゼンの顔を見ることができた

怒っているが悲しみも混じっているような…そんな顔だった

「当然だが…何らかの処分は覚悟しているだろうな」

「もちろんでございます…」

ここで極刑を言い渡されても何ら不思議はない

クロードは覚悟を決めて目を閉じた

「処分は…ウィル様より一任されている」

「はい…」

ウィルから直接斬罪されたら幸せだという願いは消えた

「処分を伝える…」

ゼンの声がゆっくりと響く

クロードは直立不動のまま拳を握り締めた






「ちょ、おい!待ってって!」

突然廊下から複数の靴音と怒鳴声が聞こえてきた

あの声はテオか

「おい!そこはダメだって!そこは…」

静止するテオの声を振り切って

ゼンの執事室の扉が思いっきり開いた

一瞬わからなかった

あまりにも普通の姿の少女がいた

ピンクのブラウスに白いカーディガン

赤と白のチェックのスカート

スニーカーに小さなリュック

左右に結んだクリンとしたブロンドの髪

ほぼノーメイク

それは駅の改札口で路線図と葛藤していた少女だった





「…ノエル様…?」

最初に声を発したのはクロードだった



~つづく~




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Category - 第8章

2 Comments

chika  

テオねぇ💦あの子よりよっぽどリュークの方が出来が良いわ💓💓

ゼンさんも大変だ(。>ω<。)

ノエルって20年くらいしたらアリーセみたいな感じになるのかしら(笑)THE天然🎊🎊

2020/03/31 (Tue) 15:47 | REPLY |   

オババ  

やっぱりノエルだったぁぁぁ!!ちょー普通の少女の格好だけど、クロードにはすぐ分かったのね。

ってか、テオ口の聞き方!!

必死に弁護してクロード救おうとするんだろうね😞まあ、極刑ではないだろうけど……敬愛するウィルに背を向けられたのに、虐めたおしてきたノエルが必死に弁護してきたらクロードは何を思うかな?

2020/03/31 (Tue) 10:17 | REPLY |   

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