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第8章-20話

Category - 第8章
キースの問い掛けにウィルは無表情ながらに小さく溜め息をついた

「…何度もノエルと議論した。議論っていうか…説得というか…」

独り言のような声に全員が耳を傾ける

また雨が激しくなってきたのか窓を叩く音が静かな空間に煩く響く

「クロードは罰せられるべき行動をした。必ず報いは受けなきゃいけないって」

「間違っちゃいねぇな」

キースが肘を付いて手に顔を預ける

「けどノエルは納得しない。理解はできているんだろうけど心がついていかない」

「ノエルさん、優しいですからね」

エドワードは哀しそうに眉を寄せる

その横でジョシュアがムッとした表情でエドワードに目をやった

「だが優しさはこの場合不要だ」

「もうただの女の子じゃないからね」

ロベルトも真剣な顔で頷く

グレンはその横で小さく頷いた

「もしこのままノエルが納得しないままクロードの処罰を決行したら彼女は永遠に心を閉ざす。それは俺に対してだけなら時間をかけて修復すればいい…夫婦の事だから。

でも同盟国に対して心を閉ざすのは王妃としてやってはいけない事だ。不信感すら持っちゃダメだ。それも言葉では判っているだけじゃダメなんだ」

「厳しいね…ウィル」

ロベルトのしょんぼりした声にウィルはちょっとだけ目を細めた

「もしロベルトが同じ立場になったらきっと同じように思うよ。それにルーティアなら心を切り替えられる…ノエルはまだその段階にない」

それは年齢だけの問題なのか

ノエルの純粋過ぎる心のせいなのか

「だから…ノエルが自分で納得できるようにするしかなかった…自分で行動して自分で納得して…それでクロードをどうするのがいいのか決めさせよう…そう思った」

「それでクロードの居場所を教えて自力でミッシェル城まで行かせたのか」

「途中で断念すればそれまでの思いだろう…そう思っていたら結構無茶して辿り着いたね」

「…はじめてのおつかいかよ」

グレンの言葉を肯定するように稲光が窓を照らした



~つづく~




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1 Comments

オババ  

プリンセス皆に共通することだろうけど、強くならなきゃ駄目だよね。ノエルも頭では理解できてるんだけど心がね……でも理解していかないと本当に表にたてないプリンセスになっちゃうし……頑張れq(*・ω・*)pファイト!

初めてのおつかいにしちゃ内容が重いけどね(笑)

ゼンさんどう処罰する?

2020/04/08 (Wed) 10:23 | REPLY |   

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