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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-23話

Category - 第8章
ウィルがフィリップ城に戻るとノエルが走って迎えに来た

「ウィル!」

息を切らしながら走ってきて

「あっ…!お、お帰りなさいませ…っ!」

慌てて頭を下げるとそれを待っていたかのように整列していたメイド達が一斉に頭を下げた

クロードがいたら小言の一言二言を必ず言っていただろう場面だ

今ウィルについている執事は何も言わずウィルの後ろに立っている

「あの、クロ…」

「それは部屋で話そう。ね?」

「はい…」

回りにこんなに人が居て話せる事じゃない

ノエルは自分の頭をコツンと叩いた

「会議資料をまとめたら部屋に戻るから待ってて」

「はい…」

ウィルはポンポンとノエルの頭を撫でると執事を従えて歩いていく

メイド達はそれを一礼したままで見送った後、それぞれの持ち場に散っていった

気付けばノエルはポツンと廊下に一人残っていた

『ノエル様!何をされていのですか?!お部屋でウィル様をお迎えする準備がおありでしょう!?』

クロードの声が聞こえてくる気がする

「…はいクロードさん」

ノエルは大きく深呼吸をして廊下を走って行く…が

「廊下走っちゃダメだった!」

急に思い出して足を止める

「ミャオン…」

不意に足元に暖かいものが触れて、見るとクレアがノエルの足に擦り寄って、ゆっくり前を歩き出した

『こうやって歩くのよ。優雅にね』

そう言っているかのようにしなやかに前を歩いていく

「はい。優雅にね…プリンセスクレア」

「ミャッ…」

『プリンセスは自分でしょ、しっかりしなさい』

クレアがノエルを一瞥して足音もなく先を歩いていく

「ノエル様…」

不意に声がして振り返ると若いメイドが微笑んで立っていた

「お部屋までお供致します。なんでもお申し付けください」

「あ、ありがとうござい…じゃなかった!ありがとう!」

「ノエル様はメイドになんかお礼言わなくてもいいんですよ…でも」

メイドはクスッと思わず笑ってしまう

「私はそんなノエル様が好きです」

「嬉しかったらお礼は言わなくっちゃ!そうしたらみんなハッピーになるでしょ。だから今もありがとう!」

「はい!ありがとうございます!」

にっこり微笑み合うとノエルはメイドと歩き出した

ちょっとぎこちない優雅な歩き方で…



~つづく~





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Category - 第8章

6 Comments

chika  

ノエルの良さは「純粋」「素直」「真面目」

じゃあ他のプリンセスはっていったらやっぱりこの3つは全員あるでしょう?

後なんか欲しいのよ!

よく言えば周りを気にせず突っ走る強さが1番あると思うの

これをいい方向に使えたらいいんだけどねぇ~

2020/04/22 (Wed) 12:27 | REPLY |   

匿名希望  

やっぱりノエルのよさが全然分からず、瑠璃様派…
これじゃクロードと同じになっちゃう!

2020/04/22 (Wed) 06:46 | REPLY |   

chika  

Re: タイトルなし

ありがとうございます🎵最初メイドさんが出てくる予定はなかったのだけれど、廊下から誰もいなくなった時のノエルが寂しすぎて急遽登場させました

ノエルにもちょっとずつ味方が増えていくといいなって私も思います(≧∇≦)b

2020/04/15 (Wed) 05:34 | REPLY |   

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2020/04/15 (Wed) 00:22 | REPLY |   

chika  

プリンセスは優等生ばっかりじゃないという見本みたいな子(笑)

でも性格は素直だから必ず味方はいるんだよって事

いつか立派なプリンセスになるのだよ🎵🎵

2020/04/14 (Tue) 13:03 | REPLY |   

オババ  

いまいち?に?くらいにプリンセスらしくないノエル😞💨。時と場所をわきまえて話す、聞くを覚えようね!

でも、味方になってくれるメイドさんがいて良かったね✨

2020/04/14 (Tue) 10:53 | REPLY |   

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