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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-26話

Category - 第8章
リリィは唖然として目の前の小さな年寄りを見下ろした

リバティ城からの使者だと言うが

「前にお会いしましたよね?」

「そうじゃったかのぉ~年寄りじゃですぐに忘れるじゃ」

ふぉふぉふぉと笑う

正体が掴めない

「リバティ城で会ったわ。私、ピルを貰ったものの」

「そうかのぉ~」

「それに私のお屋敷でも会った。主治医のチェスターとお話してたわ」

「お嬢は記憶力がいいのぉ」

「若いもの」

「若さは最大の武器じゃ」

フレディは持参した水筒に口を付けてゴクゴクと喉を鳴らした

何やら訳のわからない甘い香りがする

リリィはベッドから近くのソファに移ったのでフレディも向かい側にちょこんと座った

「その記憶力がいいお嬢に聞きたいんじゃが…いつから体の具合が悪くなったのかの」

「子宮の話?」

「そうじゃ。なんか症状はあったかいな」

「うーん…生理不順は時々あったけど…ピルを飲むと周期が狂うでしょ?だからあんまり気にして無かったわ」

「痛みとか、不正出血はあったかのぉ」

「特別…3カ月に1回は健康診断を受けてたから子宮に異常があるって言われるまで気付かなくって」

「で、薬を処方されたと」

「そうね…お父様から治療が必要な病気だから安静にしなさいって言われたの」

しかし何の病気でも無かった

キースと付き合う事でリリィは王妃の反感を買った

理由はリリィがティナを忘れられないキースが求めた代理品だったからだ

ティナの存在自体を消し去りたかった王妃はリリィも削除したかった

だからリリィをお妃候補から消し去った

それを娘に伝えられなかったマグレイン郷がリリィに病気になったと嘘をつき、それを理由にキースが連絡を絶った…という事になった

…とここまではわかっている事だ

リリィも聞いた当初相当なショックを受けていたが今は理解して納得しようとしている

そしてリリィがやってしまった事に話が飛ぶ

「…本当に彼女には悪いことをしたと思ってる…キースをただただ誰にも取られたく無かっただけ…」

「ふむぅ~確かにやり過ぎじゃったな。若の携帯に偽のメールを送ったり、勝手に着信拒否したことは罪じゃわな」

「私…罰せられる?」

「これが庶民の男にやったなら痴話喧嘩で済むが若の携帯の暗証番号を解除しての事だでな
国際的な重要な話の記録が王子同士であるかもしれん」

「でもでも!他のメールとか見てない!」

「その証拠はどこにもない」

フレディの優しいような事務的なような淡々とした喋りにリリィは必死に反論した

不正アクセス禁止法に相当するが実はプライベートな場合ほとんど重い刑罰にはならない

だが、相手が相手だけに法律は無視に等しい

つまり…

「キース様、又は瑠璃様がお前さんを死刑にしろと言ったらそうなるという事じゃ」

王家だから…だ

改めてリリィの顔が蒼白になる

「そこをよく考えてわしの質問に素直に答えるじゃよ」

「…はい」

フレディはニコニコとしながらリリィの顔を覗き込んだ

「まずは…お前さんの生い立ちから聞こうかのぉ~」

じっくりとした長期戦の取り調べが始まった





~つづく~







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2 Comments

フレディ  

水筒の中味?

ホワイトチョコレートモカフラペチーノをホイップクリームベースでキャラメルソーストッピングじゃよ(≧∇≦)b これとベビーシュークリームの組み合わせが最高じゃて💓💓💓

2020/04/20 (Mon) 19:17 | REPLY |   

オババ  

いや、水筒の中身何?(笑)

リバティ城の妖怪の取り調べ🎶まず生い立ちからって……年寄りは気が長いからねぇ~🎵じっくり、ねっとりいくわよぉ~😃🎶

キースを誰にもとられたくなかったって言われてもねぇ。あんなに盛大な婚約パレードみて、会見見てもキースの心に入り込む余地が無いのが分からなかったのがスゲーわ(○_○)!!で、他のメールは見てないから減刑してってか?無理!!国外退去は決まってるから、洗いざらい喋って一般人として生きていって!リリィや両親は聞き入れてはもらえないけど言い訳は出来るけど、お姉さんは巻き込まれ事故で全部失ったんだから!もう出家でもしたら?

2020/04/20 (Mon) 10:25 | REPLY |   

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