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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-30話

Category - 第8章
コンコン…

控えなノックの音がして、グレンは書類から目を上げた

「はい」

ユウがそっとドアを開けるとミラが遠慮がちに顔を覗かせた

「グレン君…お仕事終わった?」

「いや…でも休憩しようと思ってた所だ。ユウ、ミラにも何か飲み物を」

「かしこまりました。ミラ様、何がよろしいですか?」

ソファに促されて座ったミラはユウを見上げた

「今、オリエンスの黒糖とアルタリアのジンジャーがミックスされた粉を入れたドリンクが流行ってるんですって。知ってる?」

「ええ。紅茶に入れるといいとか。ロベルト様がレイラ様にお薦めになってエドワード様が国内で発言されてから瞬く間に大流行になったようです」

「それってあるの?」

「ご用意致します。グレン様は…」

「いつもの」

「いつもの…ですね」

「そうだ!いつものだ」

ちょっとムッとしたようにグレンが言うとユウはクスッと笑って部屋を出て行った

「いつものってなに?」

ミラが首を傾げるとグレンは頭をかきながらミラの向かいに座った

「ちょっと…飲めるようになった方がいいと思って…ブラックコーヒーを飲もうかなって」

「ブラック!コーヒー!グレン君が!?」

ミラは思いっきり目を見開いた

「おかしいかよ!」

「だってグレン君苦いの苦手じゃないの!」

何を思って急にブラックコーヒーにチャレンジしようと思ったのか

問いただしてみるとジョシュアに

『ブラック以外のコーヒーの飲み方があるのか?ミルクや砂糖を入れるなどワインを水で割るようなものだ。邪道以外何物でもない。それとも子供には苦くて飲めないか?』

と言われたらしい

「だからっていきなりブラックだなんて」

呆れるミラにグレンもバツが悪そうに顔を背ける

「だから少しずつ慣れようと思ってさ」

「それがいつもの?」

「そう」

そうして運ばれてきたのはカプチーノ…のチョコレートチップ乗せ

「…先が長そうだね…」

大人の舌になるにはまだまだ道のりは長そうだ

「これだってエスプレッソだし…」

小さな声でブツブツ呟いている

「では、何かございましたらお呼びくださいませ」

「あ、ちょっと待って!」

ユウが一礼していくのをミラが呼び止めた

「はい。なんでしょう?」

「あのね、アラン君が学校から帰って来たんだけど、ちょっと落ち込んでるからそっとしておいてあげてほしいの。後からグレン君と一緒に行くから」

「…かしこまりました」

何か言いたげだったがユウはそっと退室していった

「アランがどうしたって?」

グレンがカプチーノの泡が付いた唇をペロッと舐めてミラに向いた

「なんか学校で苛められたみたいなの」

ミラはふぅっと息を吐いた



~つづく~






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Category - 第8章

3 Comments

オババ  

O(≧∇≦)OやったぁO(≧∇≦)O

2020/04/28 (Tue) 06:14 | REPLY |   

chika  

GW中は第8章を毎日更新します💨💨

退屈しのぎになれば幸いでございます😁

2020/04/28 (Tue) 05:45 | REPLY |   

オババ  

えっと、この時間と言うか今日でUP間違ってない?オババは得した気分だけど🎶💃🎶

グレたん無理すること無いよ(((*≧艸≦)ププッジョシュアに煽られたな(笑)

つーか、自国の王子を虐めるって(-_-;)あっ、愛子さまもあったか……オババが〆に行ってあげようか💢

2020/04/28 (Tue) 00:05 | REPLY |   

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