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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-41話

Category - 第8章
「だからぁ~婆ちゃん!用事があるなら俺から行くって!」

グレンは隣に座る祖母皇太后につい愚痴る

「そんなに俺とミラが心配かよ…」

ブツブツ文句を言うグレンを背に運転席のユウがクスッと笑う

皇太后は別邸の屋敷からオリエンス城に行くと連絡があり、慌ててユウの運転で空港まで迎えに行ったのだ

「別にあんた達なんか心配しとらん」

「じゃあなんだよ」

「暇でなぁ」

「暇ぁ?」

「向こうは年寄りばっかじゃ。老けるといかん。退屈なんだよ」

「…90超えてなに言ってんだよ…」

呆れるグレンに皇太后は更にとんでもない事を言い出した

「フィリップに行きたいのぉ~」

「はぁ?!痛っ!」

グレンは思わず腰を浮かしてリムジンの天井で頭を打っていた

「今度国王になるウィル王子はそりゃあいい男じゃろう?子供の頃は逢ったことあるが、大人になってからは写真でしか見たことがないでな」

「そんなミーハーな理由かよ!」

「ミーハーの何が悪いんじゃ

いつの時代も目の保養は必要だよ」

「だったらオリエンスの渋い俳優とか呼べばいいじゃんか」

「若いのがいいんだよ~」

…もはや返答できない

「なんだったら全部の王子と逢ってみようか。みんないい男だでな」

ほほほと笑う皇太后にグレンは開いた口が塞がらなかった




オリエンスの皇太后が各国王子に逢いたがっていると聞いて断れる国はどこもない

王子達は公務をずらし、また国王自らが王子の公務を引き受け時間を作った

執事達も必死で走り回り

翌日には全員がオリエンス城に集合する事になった

「私の生涯最後のわがままを聞いてくれたねぇ」

皇太后は大満足だ

「生涯最後のわがままって…もう30回くらい聞いてるけどな」

グレンは溜息混じりで皇太后の手を引いてリビングに向かう

「俺はもっと聞いてるぞ…」

見送るアランがボソッと呟く

「そうなの?」

アランと手を繋いでミラも一緒に後ろ姿を見送る

「今年に入ってだからな」

「去年は?」

「50回くらい聞いた」

「いい生き方だわ~見習わなくっちゃ」

「グレン兄ちゃん大変だなぁ…俺次男でよかった」

アランが大人っぽく溜息をつくのが可笑しくってミラも笑ってしまった

けれど…

皇太后は本当は何をしたいのだろう?

何の話を王子にしたいのか


遠くなっていく姿を見ながらミラは一抹の不安を感じていた


~つづく~




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Category - 第8章

2 Comments

chika  

この皇太后様はきっと日本にいたらジャニヲタだったと思うわー(笑)孫がイケメンでよかったよ💓

さて皇太后様、何をぶっちゃける?こうご期待👅

2020/05/08 (Fri) 17:48 | REPLY |   

オババ  

オリエンスのばあ様の「生涯最後の我儘」とロブたんの「一生のお願い」は何処までも続きます(笑)グレたん頑張👊✨

でもばあ様は王子達集めてなんの話があるのかな?ばあ様は生き字引なとこあるもんねぇ🎵クラウス様の事もよーく知ってたし( *´艸`)今回の謎解きのヒントをくれそうだ✨

2020/05/08 (Fri) 11:24 | REPLY |   

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