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第8章-52話

Category - 第8章
俺はいつからか違和感を感じていた

それが幼い俺には何かはわからなかった

とにかく母は厳しかった

ことある毎にお前は次期国王なのだから勉学はもちろん、全てが一番でなくてはならないと言われてきた

勉強もスポーツも

何より強健な体作りを強要された

そしていかに女性を魅了する事が男として、更に王子として重要かを教えられた

母の持論だったと思う

どんなに偉大な国王であっても女性によって政治も世論も変わる

女を尊重しろではなく、女を自分の意のままに動かせるようになれと言われた

その時はそう言うものだと思って素直に聞いていた

その母に次期国王だと言われ続けてきたが、世間が王子として扱うのは俺ではなかった

兄リチャードだ

俺は弟で王位継承権は2番目だからか

だが母は俺が次期国王だと言い切る

それは父もだった

なぜ国王である父が第2王子である俺が後継者だと言い切るのか

不思議だった

なぜ兄弟なのに一緒に住んでいないのか

なぜ母は『王妃』と言う肩書きではなく名前で呼ばれるのか

いろんな不思議と違和感は年齢が上がるほどにわかってきた

俺は父の正室 本当の王妃の子供ではなくて愛妾の子だと

それを知った時不思議とショックではなかった

ああ…そうだろうな

と思ったのを覚えている

どこか肌で感じていたのだろう

ただ…

母が実の母ではなかった事に気づいた時、俺の中で何かが変わった

母が子供を産めない代わりに別の愛妾が俺を産んだと聞かされた

父の意思で

母も同意し

2人して兄を亡き者にしようとしているのがわかった

俺はそれを…愛だと感じた

愛…

愛されている…?

いや

必要とされている

疎まれ、この世から消えることを望まれ、死後の準備すらされている兄より俺は国王である父に必要とされている

生まれなどどうでもいい

産みの母と育ての母がいることで自分がこの世に必要があって生まれてきたのだと実感した

だからそれに応えるための努力は惜しまなかった

俺は間違いなくフィリップの国王になるべくしてなるのだ



そんなある日…

突然《母》と名乗る女が俺を訪ねてきた

産みの母…だった



~つづく~





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Category - 第8章

3 Comments

オババ  

綺麗なお姉さんは好きですか?←年が(笑)

年上のお姉さんで美人で自分に媚びなくてチェリー卒業して……溺れるわな(・・;)

でも、瑠璃ちゃんに出会って、あれは征服欲を満たしていただけで愛情はなかったと気付けたから良かったよ(゜-゜)(。_。)出会う前に戻ってきてたら……最悪な事になってたもんΣ(゚∀゚)

2020/05/19 (Tue) 18:02 | REPLY |   

あや  

お金の無心
1番手っ取り早いよね。
訪ねてきた時にきっと知った可能性が高いよね。
ちなみにキースとティナは7歳差のはず。ちょうど15.6くらいの男の子って年上のお姉様に対する憧れあるよね。

2020/05/19 (Tue) 16:35 | REPLY |   

オババ  

……地獄から見てます?回想してます?

訪ねてきてるし!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!にあは何をいいにきた?金の無心?それとも娘ティナの事を頼みにきた?

6カ国にイタコいないか!?地獄で回想してる人いるから話聞けるよ!!!爺じゃ無理?

2020/05/19 (Tue) 10:23 | REPLY |   

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