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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-55話

Category - 第8章
やることが多すぎて…

けれどここで踏ん張らねぇと瑠璃との結婚式も挙げられないし、新婚旅行だって行けやしない

それが終わったら戴冠式だ

それまでに大方の業務は父上から引き継いでおかないとな

国王になってからまだ父上の助言を貰ってちゃいつまでも王子扱いだ

王子の時には出来なかった事でやりたいこと、すべき事は山積みだ

わかってはいるが…

アンドリューの事件がどんどん闇夜に引きずられていく

真実に近づくほど膿も埃も遺恨も恨みもどんどん出てくる

一体いつになったら綺麗に片付くんだ

俺は無意識のうちにため息を漏らしていた

「キース…大丈夫?」

シャワーを浴びて出てきた俺に瑠璃が心配そうに寄り添う

俺はため息を付いたのをごまかすように大きくあくびをした

「さすがに事務仕事が飽きてきたぜ」

「嘘ばっかり」

「あん?」

「数字大好きでしょう?典型的な理数系じゃない?」

俺は天才だから文系も理系もねぇよ!

…瑠璃になにを言っても無駄だ

虚勢は全部ばれる

この際全部伝えた方がいいかもしれない

かなり精神的にきつくさせてしまうだろうが…

「瑠璃…」

「はい」

ソファに並んで座り俺は瑠璃の手を握った

「今から言うことをしっかり聞いてくれ

まだ調査途中だが、明らかにお前に関する事だ

嫌なことを思い出させるかと思うが俺がここにいる

なにがあっても俺が守るから…聞いてくれるか」

俺の言葉に瑠璃は目を反らさなかった

「大丈夫…キースがいてくれるから」

「ああ…ずっといる」

俺は瑠璃にそっと口づけた

そして、今までも経過と

先日の報告を話した

当然瑠璃は驚愕していた

アンドリューの生い立ち

リリィの育った環境

そしてティナが何者だったのか

なによりも瑠璃の交通事故が故意だった可能性が出てきたこと 

瑠璃の目が見開いて青くなったり赤くなったり…

だがあいつは取り乱す事はなかった

「まず…ティナさんとリリィさんがどこまで関与しているかはっきりさせないといけないんですよね」

「ああ…そうだな」

「もし何も知らず全てアンドリュー王子の言いなりで動いたとしたら…」

もしそうであっても…

「それでも罪を犯した事には変わりがないから同情したらだめなんですよね?」

「分かってるじゃないか」

「でもねキース…」

瑠璃は俺の目をしっかり見つめてきた

「情状酌量…は視野に入れていいでしょ?」

「情状酌量?」

「同情じゃないわ。当初より罪の重さが変わったら裁判だってそれを汲むでしょ?」

「王家に逆らったらそれだけで最重要犯罪だぞ」

「それでも!100%悪いのと30%悪いのが同じ量刑だったらおかしいわ」

「あのなぁ…」

お前は犠牲者なんだぞ

わかってるのか

「内容はともかく王家に逆らった事が全てなんだよ。誰に操られたとか、嵌めれたとか関係ねぇんだよ」

「でも…!」

頑固な奴だな…相変わらず

「王家に逆らったら厳罰が下るっていうのを示すのも大事だと思うの。でもね、ちゃんと調査して、ちゃんと言い分を聞いて、ちゃんと内容にあった量刑で裁くっていうのもアルフォード家が力技だけじゃなくって、平等に審議してくれるんだって皆さんに示せるいいチャンスだと思うの」

瑠璃は一気に言って更に息もつかずに俺を見つめ続けた

なんだかんだ言ってこいつは優しいんだろう…

「わかったよ…考える。だけどな、もしティナもリリィも今以上に大きく関わっていることがわかったらもう考える余地はないぞ。言っておくが自供したから刑を軽くする司法取引もしねぇからな」

「…わかりました」

ようやく納得したらしい

同情じゃなく情状酌量か…

アルフォード家にはなかった考え方かもしれないな

俺は苦笑交じりに肩をすくめた

これも瑠璃の良さか…

瑠璃も言いたい事を言い切ったからか、ほっと息を吐いて微笑んだ

「あ、それからキース…」

「なんだよ」

「エミリーさんって私と同じ大学だったんでしょう?」

「らしいな」

「写真とかあります?」

瑠璃の言葉に俺は携帯に送られてきた画像を瑠璃で見せた


~つづく~




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Category - 第8章

5 Comments

オババ  

あや様

リリィは表向き病気で子供が産めないからだとされてるから、アンドリュー的にはキースの愛人の位置に据えて、表の王妃をエミリーにさせるつもりだった!とか?リリィか産んだ子はエミリーが育てる?もしくは自分が引き取りキースの血をひく子供を使ってリバティを完全支配するってのはどう?

まあ、アンドリューやマグレイン家のものにとっては瑠璃ちゃんの存在は邪魔以外の何者でもないけどキースが連れ帰って、国王夫妻もなにも言わないから慌てただろうね。そうこうしてるうちにノーブルミッシェルで派手にプロポーズして正式な婚約者になっちゃったから、ティナが現れた!でも、うまくいかないからリリィを使って罠にはめようとしたが……人を呪わば穴二つと言うか自分の足元にガッツリ重機持ってきて穴掘って落ちたと(笑)

2020/05/22 (Fri) 12:20 | REPLY |   

あや  

オババ様

確かにキースのお妃になりたかったら何故に電話?ほんとだよー😂私バカ💧
瑠璃は邪魔な存在だからいなくなる方がいいのは間違いないんだなぁ。マグレイン家はね。まぁこの怪我なら助からないでしょう。放置してもよかったし、両親の呵責かな。最後に電話くらいはしてもよくってよ!と上から目線だったかもだけど😂
エミリーはどうやってキースのお妃候補になると考えてたのかな?自力では難しいからやはり裏から手を回してもらって、のパターンかな?
アンドリューにしてもマグレイン家にしても瑠璃が助かってキースが城に連れてくなんてのはほんとに大誤算だったんだろうね。婚約者でもないのに国王や王妃が許すわけないって普通は思うもんな。
瑠璃が城にいる以上簡単に手を出せないからリリィを復活させたけど、それはそれでエミリーは面白くなかっただろうね。何故に私ではないの?ってね。

2020/05/22 (Fri) 11:29 | REPLY |   

オババ  

あや様

それ!!そうだ!!!一緒のバスに乗ってたら自分も怪我して電話なんてかけられないよ!!いつも行動を一緒にするほど仲良くなくても、同じバスを利用する顔見知りくらいはあったかも!!事故らせた上でキースに連絡する……なんのために?

エミリーはキースが好き。でもリリィも望み両親もキースにはリリィと思ってるから自分は諦めるしかない……でも、「姉のものは私のもの、私のものは私のもの」な妹には渡したくなかった。瑠璃ちゃんを事故らせる計画を知ったが止めることはできないから、せめて直後にキースに連絡してこれ以上手出しできないように保護させた?悪魔なのか天使なのかよう分からんが💧

2020/05/22 (Fri) 10:59 | REPLY |   

オババ  

アルフォード王家に新しい風を入れる瑠璃ちゃん🎶

情状酌量……難しいな💧裁判所にある女性の像は、目隠しをして天秤を持ってるのは見えるものに惑わされずにおこなった罪だけをみて裁くって意味があるんでしょ?瑠璃ちゃん難しいよ💦リリィやエミリーが関与してたとして、その理由がキースを取られたくなかったからっていったら、前にリリィがリバティに連行された時みたいに「気持ちは分かる」とか「そんな思いをさせてるのは自分」とかって思ってちゃ駄目なんだよ!確かに人は力に従うのではなく心にしたがうとは思うの。この件の采配しだいでキースの王位継承のときの臣下並びに国民の支持が大きく変わるからキースも踏ん張りどころだ!平和な今、力で圧するのではなく公平性を持った王家を目指そう!!

でも、ティナやリリィに関与してたらエミリーはサメの餌にしてやりたいオババです(笑)

2020/05/22 (Fri) 10:33 | REPLY |   

あや  

しれーっと瑠璃と友達だったりして。勿論エミリーっていう名前は伏せて偽名を使って。
瑠璃が事故にあった直後、キースに電話をかけたの実はエミリー?手前の停留所で降りてすぐさま駆けつけることはできるはず。怪我した瑠璃を探して携帯を受け取って電話をかけた?そしてすぐズラかる。瑠璃も事故の時は記憶も曖昧なとこはあるかもだから誰が に電話をわたしたとかははっきりしてないかもだしね。
キースはエミリーの顔は知ってても1度も、恐らく笑エスコートしたことないから声なんてわからないだろうし。私単純な思考だからダメだぁ😂

2020/05/22 (Fri) 10:28 | REPLY |   

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