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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-59話

Category - 第8章
リリィは本当にキースと付き合い始めた

今でもエミリーの脳裏に鮮明に残っている

リリィがものすごく興奮しながら帰ってきてエミリーに言った

「今日キースに付き合ってって言ったらOKだって!」

その言葉に両親は驚喜していた

彼女達は王子様に選ばれるように教育をされてきた

向こうから声がかかるのを待っているスタンスだった

なのにリリィは自分から告白して承諾をもぎ取って来たのだ

リリィらしい…

エミリーにはできない事だった

やがてキースは家に遊びに来るようになった

ミッシェル城でのパーティーで逢ったことはあるけれど、リリィといる時は私服姿で気楽な感じは王子様ではなく普通の高校生だった

エミリーにも気さくに話しかけてきて

リリィの恋人でなければどれだけ嬉しかった事だろう

けれど

「エドワードなら今オペラにはまってるからその話ならすぐにのって来るぞ」

キースの中でエミリーはエドワード王子のお妃候補の一人でしかなかった

いくつかエドワードの情報を教えてくれる

違うのに…

エミリーはそれでも笑顔を仮面に貼り付けてキースに微笑んだ

《ワタシジャダメデスカ…》

何度も呑み込んだ言葉

それはいい子でいたいがために…

マグレイン家の長女だからという言葉に置き換えて我慢してきた

そんなエミリーの気持ちを知ってから知らずか…

リリィは無邪気にエミリーに毎日キースとの事を報告する

「今度キースのエスコートでミッシェル城のパーティーに行くの!キースのパートナーとしてよ!」

「今日ね、校舎の屋上でキスしたの!キースってばキスが上手なの!うっとりしちゃった!」

そう…よかったわね

エミリーは仮面の微笑みでリリィの話に付き合った

「お姉様はエドワード王子とどうなってるの?この前ミッシェル城に行ったんでしょ?お話は?したの?出来たの?しなきゃダメよ!何の為のお妃教育だったの?私が教えようか?」

どんどん自信をつけたリリィは饒舌になっていく

「お姉様がエドワード王子のお妃になれなかったら私が雇ってあげるわね。リバティで要職につけてあげるわ

そうそう私が公務をする補佐をお願いしようかしら」

リリィの中ではもうエミリーはエドワード王子のお妃候補ではなく自分のお付きになっていた

どこまでも上から見るリリィ…

少しずつエミリーの内側に黒い闇が広がり始めていた


~つづく~




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Category - 第8章

3 Comments

オババ  

アンドリューとティナは異父兄妹でティナとリリィは異母姉妹…この3人があのパーティー会場にいたんだよね!カオス( ̄▽ ̄;)

で、兄は射・殺され、姉は手首が飛び、妹は一時精神錯乱と……この場面みたらエミリーは心のなかで高笑いしただろうねぇ。

ティナが一時期ドレスヴァンの年寄り貴族に嫁いだのも何か計画の一部だったのかな?このときはまだアンドリューの駒にはなってなかった?いや、ノーブルミッシェルのパーティーに出るくらいのコネクションが落ちぶれ貴族にあったか!?

闇落ちエミリーの目に瑠璃ちゃんがどう映ったかも気になります!!

2020/05/26 (Tue) 14:31 | REPLY |   

あや  

それよりも、エミリーがマグラインの直系のご息女っての忘れそうになるくらいのリリィのジャイ子ぷっりが見事でございます😂
まぁ、そりゃ闇が広がるよ。妹がキースと付き合ってキスして、男女の関係になって、指輪わ加えて黙って見てたんだもん、嫉妬で頭おかしくなりそうだったと思う。ティナとリリィって厚かましい感じはやはり姉妹で似てるんだね😅王妃様に嫌われてるって知ったときは心底笑いがとまらなかったんじゃないかな。
闇女〜😱

2020/05/26 (Tue) 13:07 | REPLY |   

オババ  

リリィはエミリーのこと好きだったと思う。エミリーは妹に対する愛情が闇に飲み込まれていった感じ?そりゃまぁ、こんだけ上から目線で物言われたら……なりたかった自分が目の前にいて、なれなかった自分が今現在なわけだし……闇に落ちてくエミリーをアンドリューが見逃すか?最適な駒として使いそうだけど……

2020/05/26 (Tue) 12:41 | REPLY |   

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