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第8章-61話

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「はい!これで終了~」

「ありがとうございます」

ロベルトが慣れた手つきで書類にサインをするとその並びにエドワードもサインをした

これで無事アルタリアとシャルルの間に正式な契約が結ばれたのだ

「シャルルとリバティの間に地下トンネルが通るってことは必然的にアルタリアの地下も通るって事だもんね」

「ええ。トンネルの途中で降りてアルタリアにも入国できるようにするのは当然の事です」

エドワードもホッとしたように微笑むとロベルトを促してソファに身を沈めた

ロベルトも肩の荷が下りてようやく満面の笑みでエドワードの向かい側に座った

絶妙のタイミングでルイスがローズティを二人の前に置く

入れたての芳潤な香りがエドワードの執務室に広がる

ロベルトお気に入りのクッキーもそっと添えられたのを見て更に笑みを浮かべた

「リバティ、アルタリア、シャルルと無事繋がりました~!平和に終わったね」

「元々シャルルとリバティを結ぶ話が出たのはお互いに先代国王様の時代ですから実現するまで時間がかかりましたね」

「本当、これはキースんとこのクラウス国王様とエドちゃんとこのラティフィーヌ王妃様のおかげだからね

アルタリアはちゃっかり便乗させていただきました~」

「先代リバティ国王様と先代アルタリア国王様も仲がよかったようですしね」

「うちは代々フレンドリーなのさ~うん、相変わらずクッキー美味しい🎵」

もぐもぐと幸せそうに味わうロベルトを見てエドワードも嬉しそうに微笑む

が、ふと真顔に戻った

「リバティとフィリップ、間に存在するフレットアイランドに橋を架ける話もこんな風にスムーズに行っていればよかったですけどね」

「それはエドちゃん、難しいよ~当時のリバティの国王様とフィリップの国王様とフレットアイランドの国王様が仲良くするのは難解だよ」

「ですね…」

当時の国同士の争いがまだ生々しかった頃だ

手を組んだ途端に裏切られる事など当たり前だと思わなくてはいけない

ましてや性格的に相容れない者同士だ

国政の為に手を組もうにも疑心暗鬼が頭のほとんどをしめている状態では無理というものだ

「今なら出来るかもね。フレットアイランドはリバティ領になったし、キースとウィルだったら問題ないっしょ」

「ええ。やるなら今でしょうね。キースもチラッとそんなような事を言っていましたよ」

「さっすが抜け目がないねぇ~!あ、ルイス君 このクッキーで違う味の種類ってある?ショコラとフランボワーズ?じゃあ、おかわりはショコラ味頂戴!エドちゃんはフランボワーズでしょ」

勝手知ったるお隣の国

執事はみんな共用なのだ

「キースとウィルの時代に決めれば在籍中に完成しますね」

「キースとウィルの跡継ぎ同士が仲良くできるかはわからないからね~もちろん仲良くしなきゃダメだけどさ」

ロベルトは腕を組んで唸った

「ねぇエドちゃん…この頃思うんだけどさ」

「なんですか?」

珍しく真面目な顔のロベルトにエドワードは目を丸くしながらも身を乗り出した

「アンドリュー絡みで色々出てくるのってさ、兄弟がいるのがごちゃごちゃしてダメなんかなーって」

「兄弟…ですか?」

エドワードがキョトンとする

「だってさ、フィリップのリチャード国王様とアンドリューが兄弟で揉めたわけじゃん

ウィルだってスティーヴと一時揉めたし

マグレイン家も兄弟じゃん

俺達お互いに一人っ子だからよくわかんないけどさ

うちだって俺が26才迄に結婚しなかったら父さんの弟である叔父さんに王位が行っちゃうから、随分横槍入れられたよ」

「僕が駆け落ちしている間も色々揉めていたみたいです。父の兄弟もその子供達もいますからね」

「ね?だったらさぁ、俺は跡継ぎは一人でいいんじゃないかって思うんだ

揉めるよりは一人っ子の方がよくない?」

「う~ん…」

思わぬロベルトの提案にエドワードは首を傾げて考える

「万が一の為に王子は2人いた方がいいと思ってたんですけど」

「万が一ってまた駆け落ちして王位捨てちゃうとか?」

「僕だったら駆け落ちしなくていいように理解するつもりです」

「二代続けて駆け落ちはお止めください」

ロベルトは真剣にエドワードに顔を寄せた

「はい。肝に銘じておきます」

そう言ってエドワードが笑うとロベルトも大きく頷いた

「キースの所も叔父様がいらっしゃいますが」

「国王様の弟の…小熊のプーさん?」

「ここだけの話ですが…いいネーミングだと思います」

「似てるの?本当にプーさんに?あんまり表に出てこられないよね」

「ええ。ジェームス国王様の裏方に徹していらっしゃいますよ

兄弟仲もとてもいいそうで

ただパーティーとかお嫌いらしくってそこだけはジェームス国王様にお任せだそうです」

「キースの血縁とは思えないなぁ」

「キースが王位についても変わらず裏からサポートされるそうです

お子様もまだまだお小さいのでキースと公務を分けるには後15年位はかかりますし」

「ってことはアラン世代か

上手く行ってるねぇ~年が離れてたり、穏やかな性格だったりすればいいのか~」

「そんなに計算どおりにはいきませんよ。子供は神様のご気分次第ですからね」

「神様の計算だったらさぁ、もうちょっとフィリップに優しくしてあげて欲しかったなぁ」

「神様は乗り越えられない試練はお与えになりませんよ」

「そうかなぁ~だったら結構どSだよ…うちのアルレベルだ」

言った途端にロベルトのカップを取り替える手がピタッと止まった

ロベルトとアルベルトの視線が一気に合う

「ぎゃっ!ごめんなさい!」

ロベルトは条件反射でそばのクッションに顔を埋めた

アルベルトの大きな大きなため息が聞こえた

「アルタリアはアルが引き締めているから安泰なんですよ。いい組み合わせです。ねぇルイス」

優雅にローズティを口にするエドワードの横でルイスも穏やかに微笑む

「そういえば…エドワード様

アンドリュー王子の実母ニーナ様ですが、どうやらシャルルにおみえのようですよ」

ルイスがさらっと言うとロベルトがクッションから顔を上げた



~つづく~




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4 Comments

chika  

オババ様、了解でございます!ジェームス様ほどではないにしろイケメン設定で行きましょう~

イケメンプーさん(笑)

2020/05/29 (Fri) 16:28 | REPLY |   

オババ  

Chika様

クラウス様たちからイケメン以外が産まれるのはいやぁΣ(゚∀゚ノ)ノせめて癒し系イケメンでお願いします🙇‍♀️⤵️流し目が出来ないタレ目とか(笑)

2020/05/28 (Thu) 23:26 | REPLY |   

chika  

ここはあんまりイケメンのイメージがないなぁ(笑)話の流れ次第でプーさんちもイケメンにしてみよう🎵

2020/05/28 (Thu) 16:53 | REPLY |   

オババ  

小熊のプーさんの子供って幼稚園児!?晩婚なのか?キースのとこに王子が産まれたら優しいお兄ちゃんになるんだろうなぁ🎵さしずめピグレット?(笑)

ニーナがシャルルに!!!エミリーもシャルルだし……やっぱりニーナも絡んでる?金蔓のアンドリューが死んで、何で生計たててるのかな?

2020/05/28 (Thu) 10:30 | REPLY |   

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