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第8章-77話

Category - 第8章
リュークが指示をする中、何箱かの段ボールがシェリル王妃の執務室に運び込まれてくる

白を基調とした部屋はブラウンゴールドの豪華な装飾と相まって品の良いゴージャス感に溢れている

キースと同じく物を置くのが嫌いなのか必要最小限の物だけが置かれていた

そこに似つかわしくない段ボールの山

「相変わらず凄いですなぁ」

アレックは置き場所の指示をしながら腰を叩く

「これでも明らかな一般庶民は除外してますからね!」

リュークが半ばヤケクソ気味に悪態をつく

「なんだって一般庶民が勝手にキース様のお妃に立候補するかなぁ~就活じゃないんだから滅多矢鱈に履歴書とか送って来んなよ…」

リュークはブツブツ文句を言いながら最後の箱を受け取ると床に置いた

それをシェリル王妃がエメラルドグリーンの瞳で追っている

「取り敢えずここにあるのは貴族や財閥の家の娘達の書類ということでいいのね」

シェリル王妃がゆったりとソファに座ると、メイドが茶葉を立て始める

スリランカ産の高級紅茶バシラーティーだ

「そうですね。それ以外は排除しましたので1/5位になりました」

リュークは段ボールの蓋を開け始める

「自国の貴族と他国の貴族と分けてありますがどちらからご覧になりますか?」

「リバティ在籍の者からにしましょうか」

「かしこまりました!よっこいしょっと!」

リュークが書類の束を抱えてテーブルのそばにセットされたサイドテーブルに置いた

この書類は全部キースのお妃候達の者だ

現在キースは17才だがもうすでにたった一つのお妃の椅子を巡る戦いは始まっている

「20才になる頃にはせめて100人に絞っておきたいわね」

シェリルはそう言うとアレックから最初の1枚を受け取った

「却下」

一目見てアレックに渡す

「優良財閥のご令嬢のようですが?」

「顔に品がないわ」

「かしこまりました」

アレックは《不合格》と書かれた箱に書類を入れた

とにかくキースへの求婚の申し込みが多い

それを本人に選ばせる前に王妃が母として絞り込もうと言うのだ

キースの嫁=シェリルの娘となるというよりは7億の国民の頂点に立つ王妃なのだから、現王妃の第一審査が必要…ということらしい

「次…却下!リューク!顔面偏差値の基準はないの?こんなのは最初から除外なさい!」

王妃に怒られてリュークはビクッと肩を縮ませる

「王妃様、リュークに任せたらリュークの好みの顔ばかりになりますよ」

アレックがクスッと笑う

「それにしてもレベルが低すぎ!アレック次!」

こうして次々と却下されていく

すると

コンコン…とノックの音がしてキャサリンが顔を出した




~つづく~






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1 Comments

オババ  

顔面偏差値。゚(゚^Д^゚)゚。シェリルちゃん基準だと綺麗系?リューク基準だと可愛い系かな?20歳迄に100人に絞られたんだよね……その100人をキースがデキレースでカットしたと(笑)

2020/06/17 (Wed) 10:50 | REPLY |   

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