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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-81話

Category - 第8章
マグレイン家の前にシルバーメタリックカラーのリムジンが横付けされた

「我が主ジルベール=ルヴァンソワ様がお屋敷でお待ちでございます。どうぞ…」

ジルベールの執事だという男に促され、ダグラスとその妻、チェスターの3人はリムジンに乗り込んだ

連れて行かれたのはリバティにあるアンドリューの別荘だった

敷地に入る為の最初の門にはフィリップの王家の紋章が施されているのだが、到着直前に門は開けられ、マグレイン家の3人が気づく事はない

王家らしい豪華な門構え、贅沢な作りの屋敷にダグラス達は既に雰囲気に飲まれていた

いくらリバティの大貴族とは言え他国の王家となれば一段と格式が高くなる

広いエントランスにリムジンが止められ

執事が車の扉を開け、マグレイン家の3人が降りるとホールには銀髪の男性が待っていた

綺麗な銀髪に同じく銀の口髭

仕立てのいいスーツに身を包んだ男性はにこやかにダグラスに歩み寄った

「ようこそ!」

満面の笑顔でダグラスとチェスターと握手をし、ダグラスの妻は手にキスをされ固まってしまった

こうしてマグレイン家はアンドリューに取り込まれてしまった

豪華な食事を用意され、その間ジルベールはエミリーを褒め称え続けた

「エミリーさんは実に聡明でお美しい!ルヴァンソワ家として次期国王となるエドワードのお妃に最も相応しいと思っているのです」

その言葉にダグラスは口元が緩みっぱなしだ

今までリリィばかりを後押ししてきた

実際リリィはキースと付き合い始めた

間近に迫った王妃の椅子にすっかりエミリーの事はないがしろになっていたのだ

「エミリーさんにキャトルヴァン大学を薦めたのは私なんです」

「ジルベール様が!?急に音楽大学から趣旨換えをしたので不思議に思っていたのです」

「ええ、エミリーさんは生まれながらに貴族として躾を受け、プリンセスとしての素質は充分身につけておられる

更にヴァイオリンの腕前も素晴らしい!私も何度か演奏を聴かせて頂いています

ですが…」

ジルベールは赤ワインのグラスに口をつけた

「そんな令嬢は正直腐るほどいる」

ふふっとジルベールは笑った

「エミリーさんは実に頭脳明晰な方だ。エドワードのプリンセスになるということは王妃としての公務も背負っていかねばならない

彼女ならできる

そのためにもキャトルヴァン大学に入学して更に王妃として素晴らしい公務ができることをアピールすることでプリンセスへの階段を何歩も上に進める事ができるのです」

「なるほど!ありがとうございます!」

ダグラスは感激してジルベールに何度も頭を下げた

「ところで…エミリーさんから相談を受けたのだが…」

ジルベール、いやアンドリューは含み笑いを浮かべてダグラスに近寄った



~つづく~




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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

変装までしてるしぃ(笑)金と権力持った詐欺師だな( ̄▽ ̄;)脅すと言うよりは……悪魔が怪談話を聞かせて怖がらせ、大丈夫私は味方だと囁きながら手駒にとる(>_<)まあ、マグレイン家に激震が走るのはエドちゃんがレイラちゃんと婚約した辺りだろうねぇ……瑠璃ちゃんがキースの婚約者になってもこの時点ではリリィはシェリルちゃんに排除されてるから悔しくても諦めるしかないし……レイラちゃんが現れてもエミリーはなんとも思わなかっただろうけど、親にしたらパニックよ!!まあ、瑠璃ちゃん登場で焦ったのはアンドリューだわな💧だから一度ティナを登場させて揺さぶったが、キースが落ちなかった……こうなると、今までの全てにアンドリューが裏で動いてたような気がする(・・;)人を焚き付けるとかね。ジョシュアの日本訪問のときの事件も頭がキレて、冷静沈着なジョシュアにジャンもついてるから、自分の計画に水を差されたくないと考えて……瑠璃ちゃんがキースの唯一の弱点であるように真鈴ちゃんがジョシュアの唯一の弱点だからね。キースが撃たれたのだってフレットアイランドのアホとコネクションあるでしょ、フィリップも貿易国だったんだから。なんなら、2章の数の多かった漢方薬とかあの花もアンドリューの差し金なんじゃと思うわ!運が良ければウィルが亡くなり自分の順位が上がるし……キースが連れ帰っておじゃんだけどね(笑)

2020/06/21 (Sun) 10:30 | REPLY |   

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