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第8章-83話

Category - 第8章
「…では、アンドリュー王子の目的はフィリップとリバティ両方の国王になること…ですか」

パリスはニーナの話を聞いて唖然とする

「いえ、あの子の野望はそんな小さな事ではありません」

「小さな事?」

ニーナの自信に満ちた表情にパリスは眉をひそめた

「まずはリバティを傘下に治める。リバティさえ抑えれば後の国は従わざるを得ません

これはクラウス国王陛下の手法でしょう?」

くすくすっとニーナは笑顔で目の前に置かれた紅茶に口をつけた

別室の王子達もニーナの話を驚愕しながら聞いていた

「クラウス国王様の手法って?」

ロベルトはキースを振り返る

キースは難しい顔をしたまま腕組みをしてニーナの顔を睨み付けていた

「例えば…6ヶ国の中で一番小さなお前の国をぶんどるのが一番楽だと思って攻めるとする」

「…色々傷つくけど続けて…」

「アルタリアが攻められるとなったら他の国が黙っちゃいねぇ」

「うんうん。みんな友情に熱いもんね」

「つまり一気にリバティとドレスヴァンの軍隊の前に潰される訳だ」

「他の国もいますが?」

「機動力の問題だ!後は後方支援でちょうどいい」

「えっと…ありがとう?」

ロベルトはイマイチ納得できないまま首をかしげる

「それより一番強い国を潰せば、それ以外の国は攻められても一番強い国の協力を得られない
つまり楽に攻めれる訳だ

爺様はその戦法でリバティを統一したんだ」

「でもリバティに喧嘩売るなんて無謀だよ」

「正攻法じゃ無理だ」

キースがふんっと鼻を鳴らす

「だから…内側から崩そうとしたんだ」

それまで黙っていたウィルが画面から目を離して全員の顔を見回した

「リバティに喧嘩を売って勝とうなど普通なら無謀以外何ものでもない

核爆弾10個くらい投下すればできるだろうけど」

「ウィル…性格悪くなりました?」

エドワードが心配そうにウィルの背中に手を当てる

「そんな放射能だらけの焼け野原のリバティを手に入れたくないしね」

「お前…絶対性格悪くなったぞ」

更に続けたウィルをキースがギロッと横目で睨んだ

「だから…内側から崩そうとしたのだろう。キースの女癖の悪さを利用して」

「なんだと?!」

ジョシュアの言葉にキースが立ち上がって掴み掛かろうとするのを慌ててグレンが止めに入る

「今はここで揉めてる場合じゃないだろ!」

最年少の言葉に取り敢えずキースも舌打ちをしながら席に戻った

「確かに正面切ってキースに喧嘩は売れない…だからティナとリリィを使って内側から揺さぶる…悪事を働く方法としては間違っていない」

ウィルは画面の中のニーナに視線を戻した

「ただそれをフィリップの名の元でやることが許せない…」

アンドリューは王家という立場を利用して暗躍している

フィリップの為、スペンサー家の為と大義名分を翳すことができる

ウィルがイラつきを隠さず無意識に爪を噛んだ時

グレンがふと呟いた




「リバティ国王様とキースが銃撃で狙われたあの事件…アンドリューは絡んでないのか?」


~つづく~




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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

ほらほらやっぱ絡んでるってぇ💦ティナで揺さぶっても駄目だったから、ジェームス君でもキースでもどちらでもいいからって考えた?

にしても、6カ国を手中に納めたかったのかヽ(ill゚д゚)ノキースも瑠璃ちゃんと出会うまでは女癖悪かっただろうけど、アンドリューも悪いだろ!!フィリップの為でも王家の為でもなく自分の欲の為じゃんかぁ!!!!(゜o゜(☆○=(-_- )゙ガソリン用意!!!

2020/06/23 (Tue) 10:28 | REPLY |   

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