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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-89話

Category - 第8章
ニーナは優雅に脚を組んで小指を立てながらソーサーを持って紅茶を口にした

一国の国王の実弟を目の前にして動じない性格にリュークは驚くと共に

(…やっぱ親子だな)

とティナを思い出していた

初めて城に来てキースと会った時から強気だった

それは生まれた時から家臣にひざまずかれていたキースにとって逆に新鮮だったのだろう

新鮮で刺激的で官能的で…

15才の少年の理性を壊すのは簡単だったのだろう

あの頃のティナも、目の前のニーナも不必要な程胸元が開いた服を着ていた

自分が目の前に座っていたら目のやり場に困って動揺し冷静な判断ができなくなると自信を持って言える

今現在目の前もいるパリスはと言うと…

全く変わらない

このプーさん王弟陛下は父クラウスと背中合わせの性格なのではないだろうか

何でも思った事を口にして直情的な父に対して次男は本心を隠して冷静に対処できるタイプなのだ

長男ジェームス国王はそんな父と弟の丁度真ん中当たりでバランスがいいのだろう

だからこそ父そっくりの息子キースと程よい距離でいられる

(キース様が2人も3人もいたら大変な事になるもんな…よかった)

是非キースの息子はジェームスとパリス兄弟のような性格でありますように…

リュークはこんな状況下で密かに願っていた

「そちらの執事さん」

ニーナの声に妄想が飛んでいたリュークはビクッとした

…がニーナの視線はゼンに向いていた

「はい」

ゼンはいつもと変わらないゼンで…

ゆっくりと対処する

「貴方、なにフェチ?」

「は?」

ニーナの言葉にさすがのゼンも一瞬ポカンとした

「人には色々フェチがあるわ 好みとかフェチとかいうのならみんなあるでしょう?」

ニーナはクスクスっと笑った

「こちらの若い執事さん…若くって可愛い童顔なのに胸が大きなアニメチックな女の子とかが好きそうね」

いきなりリュークは話が振られ

「えぇ…?へ?あの…?」

としか言葉が出てこない

その動揺し過ぎ具合に別室のキースが舌打ちをする

「貴方は意外とSっぽいわ。日頃紳士的な男ほど豹変するって言うしね」

そう言われてゼンはふっと笑う

「ご想像のままに…」

「余裕ね。面白くないわ
そういう男こそ壊してやりたくなるわ。この坊やじゃつまらないし」

くくくっとニーナは笑う

紛れもなくティナの母親だ

「こういうの一卵性親子って言うんだよね」

ロベルトがボソッと呟いた言葉をイヤホン越しに聞いたゼンとリュークは心の中で頷いていた

皆が呆れる中でニーナだけはマイペースで紅茶のおかわりを要求する

その新しい紅茶の香りがふわっと漂う中でニーナは再び口を開いた

「メイシオフィリアってご存知かしら?」

にっこり微笑んで口にした単語に全員が首を傾げた

唯一…別室のジャンだけが思い当たったようだが…



~つづく~





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1 Comments

オババ  

人の名前?闇組織の名前?ジャンだけ心当たりがあるってことは闇組織?フェチの話の後に出てきたからそっち系の集まりとか?なんかの悪魔教的な集まり!?😈なんにせよ怖そうだ(・・;)

リューク……全てが終わったらゼンさんの元で修行しなおしだよ💦取り敢えず今を乗り気って、キースに怒られよう(笑)

2020/06/29 (Mon) 10:52 | REPLY |   

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