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第8章-100話

Category - 第8章
トニーは年下の王子の前に立ち塞がった

「お前は俺に逆らうのか!」

第1王子も一気に顔を赤くした

「確かに今はリバティの勢いが強いですが、我々の貿易相手はほとんどフィリップです!

フィリップが完全に了承するまではお待ちください!」

「その間にクラウス国王の考えが変わったらどうするんだ!こんな金儲けのチャンスを逃すのか!」

「金儲けではありません!無料なだけです!」

トニーは怒鳴っていて息が切れてきた

この王子はっ…!

トニーは怒りで体が震えた

目先の利益だけですぐに飛びつく

そしてそれを止められない国王と第2王子にも失望する

「我々の最有力国交相手はフィリップです。我々が先に橋の建設にOKを出して、その後フィリップがNOと言ったらどうなりますか?

フレットアイランドはリバティに寝返ったかと勘ぐられても不思議ではありません!」

「フィリップは現国王、王妃、前王妃が前向きなのだろ!だったらいいじゃないか!決まったも同然だ」

「王家がよくても最終決定は議会との話し合いになります!

それにフィリップ王家内も前国王派と現国王派に別れています!

今どっちに着くか見極め時なんですよ!

安易に先に結論を出すべきではありません!」

一気に言ってはぁはぁとトニーは肩で息を弾ませた

自分の愛する母国の未来を託すトップの人間がこの人達でいいのか

いつか潰れる…トニーの心の中がイライラとざわつく

自分が何とかしなくては…

何しろ自分はクラウス国王の隠し子なのだから…

トニーの中で色々な思惑が渦巻いていく

「とにかく!今暫くお待ちを!有利な方につけば更に儲かりますし、王家の評判も上がりますから!」

トニーの言葉にようやく第1王子はどすっとソファに座った

結局この橋の建設の件はまとまることなく

キースとウィルが互いに国王となって最初の調印となった

それまでの約20年の間にクラウス、チャールズ、グレースはこの世を去り

フレットアイランドはリバティの領土となった

フレットアイランド国王とクリスティアーノ王子は王位を捨て一領主として家臣に下り

第1王子と王妃は脱出不可能とされるフレットアイランドの小島に造られた監獄の最初の入所者となった

トニーは…恐らくフィリップ王城の地下牢獄に収監されているという噂だ

リバティとシャルルの海底トンネルは完成してアルタリアが加わって無事開通

同じ頃にようやくキースとウィルによって調印された橋の建設はそれから長期に渡って困難を極めながら建設され

完成の調印をしたのはそれぞれ2人の孫に当たるケヴィンとヘンリーとなった

それはまだまだ先のお話…


では時を戻そう



トニーはこの時決意したのだった

このままでは母国フレットアイランドは滅亡する

かといってこの王家のそばにいるだけでは進展はない

フィリップの内部に入ってフレットアイランドに有利になるように画策しなくては…

そしていつか自分はクラウス国王の隠し子として表に出てリバティを手に入れるのだ!

まずはフィリップ側に潜り込もう…

トニーがその足がかりに選び近づいたのはまだ10代だったアンドリュー王子だった



~つづく~

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1 Comments

オババ  

橋の建設に50年かかったのか💧

にしても、トニー………何故にアンドリュー(・・;)完璧使える駒が自分から転がり込んできた状態じゃん💦💦でも、トニーがアンドリューに近付いたと言うことは、やっぱりあの狙撃事件も裏で絡んでるよヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

2020/07/10 (Fri) 10:51 | REPLY |   

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