FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

第0章~デート~2

Category - 第0章
それから2人で水族館をみて回った

キース様はイルカショーを見たことがないと言うので腕を掴んで引っ張っていった

ベンチに座ると係の人に大きなビニールを渡され、2人で伸ばして持った

「なにすんだよ…こんなの」

「見てたらわかりますよ!タイミングちゃんと見計らってくださいね!」

「タイミング?」

「じゃないと大変な事になっちゃいますよ」

キース様は意味がわからないと言ったように首を捻っていたけれど、その答えはすぐにわかった

イルカショーが始まってイルカがいきなり水中からジャンプして回転をするとキース様は

「うわっ!すっげー!」

と子供のように目をキラキラとさせた

そしてそのイルカが近づいて来て…

「キース様!被って!」

「はぁ?」

バッシャーン!!

すぐそばでイルカが跳ねてわざと水を飛ばした

「うわっ!!」

一瞬出遅れたキース様だけがずぶ濡れになった

「な、なんなんだよ!」

「だから言ったじゃないですか。タイミング合わせないとって…あ!キース様、もう一回来ますよ!」

「もう一回って…!」

「せーのっ!」

ザッバーン!!!

イルカがさっきより更に近くなって水飛沫が大量に降りかかった

「……っ!」

ビニールを降ろして顔を上げたキース様は髪がびしょ濡れになっていた

「キース様…意外と鈍かったりします?」

「はぁ!?鈍いわけねぇだろ!」

ふんっと顔を背けるキース様の顔をハンカチで拭いてあげながらふと気づいた

私、あんまり濡れてない

そうか…

キース様は私が濡れないように私が持つビニールの量を多くして更に水がかかる瞬間私の上に覆い被さってくれていたのだ

そんな事一言も言わずに…

水を掛けてきたイルカに文句を言っている

この人って…こういう人なんだ

私は胸が熱くなって

痛いほどときめいている事に気付かされていた

ずぶ濡れになってしまったキース様用に売店でTシャツと短パンのセットを買って

園内にあるコテージの部屋を借りることになった

キース様はブツブツ文句を言いながらシャワーを浴びに行った

その間に濡れた服をコインランドリーに入れに行く

まさか王子様の私服がコインランドリーで回ってるなんて想像しなかったけど…

私は一人で笑いを堪えながらホカホカになって乾いた服を畳む

何気ないこの洗濯物を畳むという行動がふと胸を締め付けた

キース様の服を畳めるのはお城にお仕えしている人で

こんな庶民的なままごとのような事なんて本来はあり得ない事

キース様の奥さんになるべき人は洗濯物を畳んだりすることもなく育って来たお嬢様なのだろう

私じゃない…

そんな事を考えていたらふわっとシャンプーの香りがして…

私は後ろから大きな腕に抱きすくめられていた



~つづく~




拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 第0章

1 Comments

オババ  

惚れてまうやろぉ♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪いや、既に惚れてるけどO(≧∇≦)O

2020/07/15 (Wed) 12:25 | REPLY |   

Post a comment