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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-104話

Category - 第8章
「確かに…マグレイン家の主治医がチェスターって名前なのは知ってたけど…あの人が私の父親なわけ?」

ティナは信じられないと言った顔でジェシカを見つめた

「へぇ…あんたでも父親って言うんだ。ATM1号じゃないの?」

「まぁ…そうとも言うけど」

ティナはふうっと息をはいた

「その1号は私を娘と知っているの?」

「どうだろう?だいたいあんたは誰のツテであの家に潜り込んだのよ」

「それはアンドリュー様よ!アンドリュー様がキースとお嬢をくっつけて子供を産ませてリバティを裏から操るって言う壮大な計画を打ち明けてくださったの!」

急にティナは顔を輝かせて生き生きと語り出した

「そうしたらあの瑠璃って小娘も王妃の位にあぐらをかいていられないでしょ!あの娘だけ幸せになるのも腹立つし」

「それはキース様の元カノのひがみ以外何物でもないわね」

「世界一の金持ちでイケメンで高学歴高収入高身長な3高超ハイスペック男を独り占めして何事もなく幸せってあり得ないでしょ」

「しかもあんたやリリィと違って母親と妹にも好かれてるしね~

姑小姑が味方って最強だもんね」

「うるさいわね!」

ふんっとティナそっぽを向いた

「で?そのアンドリュー王子があんたを送り込んだ訳ね」

「そうよ!アンドリュー様ってものすごく頭がいいんだから!フィリップもリバティも両方とも手に入れる計画を練ってたのよ」

「フィリップって言ったって王位継承順位がまだあの頃は3位でしょ?スティーヴ様、ウィル様の次」

「そうよ!そのまま放置してたらスティーヴ王子に子供が生まれて、ウィル王子に子供が生まれてってどんどん順位が下がっていくじゃない

だから彼らが結婚する前に手を打つ必要があったの」

「ふーん」

「でも戦略を練っている最中にスティーヴ王子が王位を降りるって自分から言いだしたのよ」

「そんな偶然ある?なんかしたでしょ」

「アンドリュー様が言うには国王になったスペンサー家の人間が必ずしなくてはならない事をちょっとずつ教えてやったって」

それは…《断罪の剣》のことか

ジェシカはうーんと唸った

直球で言えば国王は誰か一人殺さなければいけないという事

アンドリューの父、スティーヴの祖父であるチャールズ前国王は横領をした部下を《断罪の剣》によって手に掛けた

けれどそれは本来はアンドリューを王位につけたかったチャールズ前国王が息子リチャード国王に使う予定にしていた

それを知ったグレース前王妃が横領をでっち上げ無実の大臣に対して使わせた

そんな話も織り交ぜながらアンドリューはスティーヴをじわじわと脅していたのか

気の弱いスティーヴはそれに耐えられなくなり

医者になりたいという大義名分を楯にして王位を投げ捨てた

これでアンドリューの王位継承順位は上がった

次はウィル…

「ウィル様はそう言う脅しに屈するタイプじゃないもんね~同じ手は使えないか」

ジェシカはまるで作戦に乗るかのように賛同しつつ話を促した

「そうなのよー!見た目より芯が太いのよ…あのウィル王子って

だったら別に弱点無いかなって…」

「そんなプライベートな問題が簡単に探れる訳…あっ!」

言いかけてジェシカは口を噤んだ

いる…

ウィルのプライベート全てを知る人物が…

けれど面と向かって弱点をさらけ出す筈がない

裏から協力者を装って近づけば…

ウィルの弱点ではなくウィルの回りが抱える問題が探れる

ジェシカは常にウィルの後ろに控えていたクロードの姿を思い出していた



~つづく~




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Category - 第8章

2 Comments

chika  

笑った!瑠璃ちゃんは幸せだねぇ~(*^▽^*)この城の姫君にも好かれて(笑)

ティナとリリィは同性に好かれないタイプよねー

2020/07/20 (Mon) 16:01 | REPLY |   

オババ  

この際スティーブはどうでもいいわ←はぁ😞💨ウィルを引きずり落とす為の駒として目をつけられ……乗っかり……今は監視付きでゼンさんに教育されてるわけか……情けなっ!!

つーかティナ!姑小姑のみならず使用人全般に同盟国の王子様にプリンセスにも気に入られてるのよ!バーカ!バーカ!!バーーーカ!!!

2020/07/20 (Mon) 10:27 | REPLY |   

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