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第8章-105話

Category - 第8章
ウィルの弱点…

「ウィル王子が選んだお妃候補が不出来でスペンサー家に合わなかったってことでしょ」

「それはあんた…表面だけ見て省略過ぎよ」

さすがにジェシカでも眉をひそめた

「あら、アンドリュー様からはそう聞いたわよ

だから出来の良いキースのお妃候補に横恋慕して三角関係でもめてるって」

「小学生の読書感想文位薄っぺらいあらすじ説明ね…」

「失礼ね!私の頭が小学生だって言うの!?」

「中学生ならもうちょっと掘り下げるわよ」

はぁ…とジェシカは溜息をついた

「ノエルちゃん…じゃなかったノエル様はね、順応性より独創性が優ってただけなの」

「それは世間では不思議ちゃんって言うんでしょ?」

「あんたやリリィみたいなDQN女よりよっぽど可愛いけどね」

「DQNってなによ」

「ネットで調べてご覧よ。あんたとリリィの事が書いてあるからさ」

…「DQN」とは、軽率そうな者や実際にそうである者、粗暴そうな風貌をしている者や実際に粗暴な者かつ、非常識で知識や知能が乏しい者を指すときに用いる…

「なによこれ!」

「あってるでしょー」

「うるさい!」

「否定はしないんだ」

ジェシカはカラカラと笑い出した

ひとしきり笑うと改めてティナに向き直った

「ウィル様は格式張って融通の効かない歴史に縛られたスペンサー家に嫌気がさしてた

そんな時に出逢ったのがノエル様よ

確かにスペンサー家の家風には合わなくって苦労してるわよ

現在進行形でね」

「現在進行形なんだ」

今度はティナが笑った

「現在進行形でいいのよ。だってスペンサー家の家風には屈してないって事じゃん」

ジェシカの言葉にティナは不思議そうに首を傾げた

「でもそれがあの執事には不満だったんでしょ?」

「クロード君の間違いの1つはスペンサー家のルールが絶対であり、馴染む事が幸せであり、それがフィリップ王室の繁栄の基礎であり、妄信的に愛するウィル様の幸せって思ってた事よ」

「執事の鑑だわ~今どきの犬より忠誠心があるわね」

「その忠誠心溢れるワンちゃんにアンドリュー王子は特上の肉を目の前にぶら下げたのね」

「そうよ!ウィル様の幸せの為には不思議ちゃんを側室に追いやって瑠璃をウィル様の正室にするのがベスト!

そのためにはキースと瑠璃を別れさせなきゃでしょ

そこで元カノお嬢の登場よ!

お嬢がキースを誘惑して一度でも昔の関係に戻ればよかったのよ

子宮を取っちゃったって思ってる男にしてみたら妊娠の可能性のない女なんてナマでやり放題じゃん

それで実際子宮が無事なお嬢が妊娠したらOK~」

「ゲス過ぎる…!ゲスの極みだわ!よくそんな作戦思い付くわね!アンドリュー王子ってそんな男なのね!」

「そこの部分だけはアンドリュー様が考えた事じゃないみたいよ

アンドリュー様の側近でどSの年増女がいるんですって

その女がお嬢を偽の病気にさせてキースを騙す作戦を言いだしたって

アンドリュー様もアイツの腹黒さは天下一品だって褒めてたわ」

「それって…」

まだこの時点ではジェシカもこのティナが言うアンドリューの女の側近が

ティナ、そしてアンドリューの母親ニーナだとは思ってもいなかった

それでも今まで数々の作戦を練ってきたジェシカですらの心に巨大な岩石を詰め込まれたようで

顔を覆って座り込みたくなっていた



~つづく~





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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

………金もらうこと出来ないじゃん!収監決定だよ!?リリィのところに通ったキースの甘さはあるよ!でも、瑠璃ちゃんを排除してキースに薬盛ってリリィを抱かせようとした!ってか、子宮の病気にしたのもニーナの入れ知恵でしょ!!本当に悪女だよ💧で、自分も知恵を出しておきながらアンドリューが死んだのは自業自得と笑えるんだよね((゚□゚;))もう、地下廊に入れとこう!

2020/07/21 (Tue) 10:56 | REPLY |   

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