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第8章-107話

Category - 第8章
ティナの学生時代…

ダンスのレッスンに心血を注いでいた

とにかく踊ることが好きだった

汗をかくことが好きだった

感情をダンスに乗せて表現する事に最大の喜びを見いだしていた

もちろんそれに伴って不特定多数の人々から賞賛を浴びる事は快感だった

そんなティナはリバティ国内の大会でいくつもの賞を取っていく

高校を卒業する頃にはプロのダンサーとして生計を立てていける目処を付けていた

まだこの頃のティナには野心はなかった

いや、あったかもしれない

まだ種火のような細い煙に息を吹き込み

揺らぐ小さな火を燃え盛る炎に変えたのは

他でもないアンドリューだった

「私のパートナーになって頂けませんか?」

突然目の前に現れた容姿端麗な正真正銘の王子にティナが夢中になってしまうのに時間はかからなかった



「あんたさぁ…いつアンドリュー王子と男と女の関係になったの?」

ジェシカは居心地の悪さを隠すように立ち上がって窓に向かって背伸びをした

ティナは未だに知らないだろう

アンドリューは血の繫がった兄なのだ

何も知らないままティナはアンドリューに溺れていったのか

「やぁねぇ~私だって初日からそんなにがっつかないわよぉ」

「わかってるって。あんたってば意外と一途で健気だと思うよ~」

「わかってるじゃないの~」

まんざらでもない顔をしてティナはフフンと胸を張る

「私達はゆっくりゆっくり愛を育んでいったのよー」

「はぁ…」

アンドリューにいいように手の上で転がされていたのか

おそらく…

ATM2号はアンドリューだろう

だからこそチェスターも気にせず引っ越し先に出入りしていた

トニーの仲介によってアンドリューとニーナは誕生以来初めて逢い

そこでニーナはアンドリューに生活支援を求めて

アンドリューは潤沢な資金を融通した

いつからただの親子からアンドリューの野望の片棒を担ぐようになったのか

まだまだわからない事だらけだ

ジェシカは重罪を犯しているにもかかわらずどこか能天気なティナを見つめながらそっと溜め息をついた





いずれ厳しい処罰が待っている事がわかっていないのだろうか…




~つづく~




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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

まさかだけど……これ以上新キャラ登場しないよね?ティナが能天気なのはアンドリューが居なくても他にこの状況から自分を助け出してくれる人が居るとかじゃないよね?!ニーナもあんだけのことをペラペラ喋るし……王家に対する謀反人を助けれるのってやっぱり王家だよね……更に上ってノンちゃんだけでしょ……💧第3の人物は誰?なんかさぁ、金の工面とかしてなくて計略にも無関係で、ただ立場を哀れんで気にかけたって感じでノンちゃん出てこない?

2020/07/23 (Thu) 10:31 | REPLY |   

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