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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-110話

Category - 第8章
リックから報告を受けたアンドリューは無言のままソファで足を組み替えた

「…これといって特徴の無い他国の庶民の留学生…だな」

「他国から留学することが特別珍しい事でもありませんし、家柄もサラリーマンの父親と専業主婦の母親、公務員の兄と、上流階級や財閥系とはほど遠いかと」

報告をするリックも首を傾げる

「強いて言うなら、エミリーよりミスキャンパスに相応しく、他国からキャトルヴァン大学に一発入学できる頭脳の持ち主だという事か」

「投票結果でエミリー様との違いは男女差でしょうか」

リックがグラフの書かれた紙をアンドリューの前に置いた

「エミリー様のほとんどが男子票です。この瑠璃という娘はほぼ女子票

キャトルヴァン大学は数年前まで女子大だった名残もあり圧倒的に女性の方が多いのでこういった結果に成ったのでは?」

「男に好かれる女と女に好かれる女の違いか」

アンドリューは理解できないといったように首を振った

アンドリューにはわからないのだ

育ての母エレノア、実の母ニーナ、その娘ティナ

日々廻りにたむろする女達

共通点があった

それは

『男に媚び、寄生して生きる。己の為に他の女を貶めるのは当然のこと。自分が一番であることを誇りとする』

アンドリュー自体が野心の塊であり

その考え方に同調できる者しか周りに寄せ付けなかった

順応な女に魅力はなかった

だからこそ…エミリーはアンドリューの手垢がつかなかったのだ

順応な女に性欲はわかない

「キースもティナ、リリィと同じタイプにはまった。なぜ今回は違うタイプに…だからこそつまみ食いだろう」

くくくっとアンドリューは笑ってグラフを投げ返した

瑠璃をただのつまみ食いと思っていたアンドリューだったがそれが大きな間違いだったことに気付くことになった

それは翌日のミッシェル城でのパーティーでのことだった

久々に各国の王子全員が揃うと言うこともあり盛大な催しとなっていた

同じようなパーティーであってもそれぞれランクがあり、アットホーム的な身内が多く出席するものもあれば、大臣クラスが招かれる政治的要素の多いものもある

今日は王子全員が揃い、ノーブル・ミッシェル城城主も顔を出すという

国王が出席するパーティーに次ぐ重要なものだった

アンドリューも王族の一人として出席をしていた

当然パートナーは不可欠であるのだが…

そこでアンドリューが目にしたのは

キースのパートナーに跪く各国の王子達の姿だった





~つづく~





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Category - 第8章

1 Comments

オババ  

理解出来ないから放置してたら…あらっ、大変(笑)次期国王達な認められてる瑠璃ちゃん🎶慌てて排除しようとした?瑠璃ちゃんの事故前だよね?これ。事故後ならアンドリューは絡んでないってことになる……もしそうでもエミリーはガッカリ絡んでそうだけど💧事故後のプロポーズのパーティーなら……これ見て慌ててティナを登場させたとは考えられるよね!うーん……例えば、放置してたらエミリー が暴走して事故をおこした、しばらく表から消えたから瑠璃ちゃんのことを忘れてたらこのパーティー……あの事故で結婚が加速したと考えたら、アンドリューはエミリーに切るんじゃないかな?因みに婚約パレードをエミリーはどんな気持ちで見てたのかな?茫然自失?人生二択のはずが3つ目があったんだから。

2020/07/26 (Sun) 10:20 | REPLY |   

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