FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

第8章-111話

Category - 第8章
「やっほー瑠璃ちゃん❗ひっさしぶりー❗」

真っ先に駆け寄ってきたのはロベルトだった

いきなり抱き付こうとしてグレンに首根っこを引っ張られよろめいている

「おっさん!一応ギリギリ何とか崖っぷち王子なんだからちゃんと挨拶しろよ!」

「崖っぷち王子って…グレたんひどい…」

「そんなんだからアルベルト王子に執事のロベルトって言われるんだぞ」

「それはない!」

「実際に言われてるけど?」

「誰に!」

食い下がるロベルトにグレンは無言でキースを指さした

「……」

キースにニヤリと笑われてロベルトはがっくりと肩を落とした

「もう、キース様、そんな事言っちゃダメです。ロベルト様はロベルト様です」

「だよねー💓」

瑠璃の言葉にロベルト様は一瞬で立ち直り瑠璃の手を取って挨拶をした

「立ち直り早っ!」

呆れるグレンも瑠璃の手を取って挨拶をした

「確かに久しぶりだな」

「はい。グレン様。なにかと大学のレポートが多くって」

「キャトルヴァンのレポートなら簡単じゃなさそうだもんな」

「グレン様も大学に入学されたばかりでご公務もあってお忙しいでしょう?お体大丈夫ですか?」

「まぁ、体力には自信があるから大丈夫だよ。あんたも
無理すんなよ」

グレンがにっこり笑う後ろからジョシュアが現れた

「無理してキースに付き合う事はない。勉学を最優先しておけ」

仏頂面ながら挨拶はちゃんとする

「お気遣いありがとうございますジョシュア様

キース様に講義でわからない所を教えて頂いてもいるんですよ」

瑠璃が微笑んで見上げるとキースは自慢気にニヤリと笑った

「大学で習う経済学くらい教えられて当たり前だからな王子なら」

そう言う視線の向こうでロベルトがそっとグレンの後ろに隠れた

「賑やかだと思ったら美しい花の周りに蜂が飛び回っていましたか」

おっとりとした声がしてエドワードが輪の中に入ってきた

「お逢いする度にお美しくなられて眩しい限りです」

「それがキースのおかげというのは腑に落ちないけど」

ウィルもそう言ってエドワードと共に瑠璃に正式な挨拶を行った

「エドワード様、先日は大学にご訪問頂いてありがとうございました。皆さん凄く感激していました」

「僕も瑠璃さんの大学でお話ができて光栄でしたよ。貴女の頼みなら何でも聞いてしまいますね」

「俺だって瑠璃に頼まれたら講義くらいするよ」

負けじとウィルが言うと瑠璃が嬉しそうに笑った

「ウィル様に起こし頂いたら大学院からも女の子が集まってきちゃいますね」

「お前はシャルルより先にフィリップの大学に顔を出せ」

キースのムッとした声が明らかにヤキモチだとわかる

その後もわいわいと他愛もない会話が続く

華やかな王子達の集まりの中心にひとりの女の子

各国の王子に今日のパートナーとして呼ばれていた貴族の姫達も怪訝な様子で遠巻きに見つめていた

あ然として見ていたのはアンドリューもだった

あれは先日キースの新しい恋人だとリックから報告を受けた女…

ただのつまみ食い程度と思っていたのに、いつの間にか各国王子達とこんなに親交を深めていたのか

エミリーの方が長年に渡ってエドワードのパートナーとして何度もパーティーに出ているはずなのに

他国の王子と挨拶以上の会話をしたことがない

「これは…面白い」

アンドリューは人知れず広角を上げると自分のパートナーの手を引いて踊りの輪に入っていった

その後キースと瑠璃が踊る姿を蛇のような瞳が追っていることを誰も気付かなかった




~つづく~





拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 第8章

1 Comments

オババ  

そりゃ、エミリーは単なるパーティーの為のパートナーだもん。そこに愛情があるかないかくらい皆分かるよ🎶それと、瑠璃ちゃんの人柄ね✨

アンドリューが駒に使えるとどす黒い目でみてんだろうね((゚□゚;))

2020/07/27 (Mon) 10:39 | REPLY |   

Post a comment