FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

第8章-114話

Category - 第8章
「…なる程。その頃アンドリュー王子は瑠璃さんに目をつけたのですね」

パリスはニーナの話を聞きながら顔を歪めた

かなり足が痛んできたようだ

「…俺がいく」

キースとウィルが同時に立ち上がった

「ここからはスペンサー家の話だ」

「瑠璃の名前が出てきたのに黙っていれるか!」

「トニー・マイヤードの名前が出た以上スペンサー家の問題だ」

「そいつに殺されかけたのは俺だぞ!」

どっちも引かない

「面倒だ…2人で行け」

ジョシュアの声にキースとウィルは顔を見合わせて、揃って部屋を出て行った

「暴走した時に誰が止めるのさ」

ロベルトが心配げに周りを見回す

「とりあえずゼンとリュークがいるから大丈夫でしょう」

エドワードはそう言うがロベルトは不安そうにモニターに目を移す

「ブチ切れたキースを止めようとしたリュークが壁までぶっ飛んでいく様子が浮かぶんだけど…」

グレンも心配そうに溜息をつく

「いかにキースであっても女に手をあげん

そのかわりに怒りのサンドバック代わりでリュークが瀕死の状態になったとしても労災でカタが付く」

「リューク君…うちで引き取ってあげたい…」

「アルベルトと交換と言われていいなら言えばいい」

「う~…」

ジョシュアに言われてそれ以上ロベルトは黙った

モニターに目を移すとちょうどキースとウィルが部屋に入る所だった

コンコン…

ノックの音にリュークが扉を開けた

そこには凜とした佇まいのウィルと仁王立ちのキースがいた

ポカンとギクッといった両方の表情がニーナに浮かぶ

「叔父上、ありがとうございました。交代致しましょう」

キースが優しい声でパリスに近付くとリュークが車椅子を横付けした

「キース、あくまで女性相手だからな
紳士的に話を聞くんだぞ」

心配げにパリスは甥を見上げた

「ええ、叔父上のように微笑んで話をきけるように努力いたします。ですが何分まだまだ未熟でございますのでご期待にそえるかどうかは…彼女次第ですね」

ニッコリ…いや、ニヤリと口元だけが笑う

それとは逆に全く笑っていない瞳をニーナに向けた

ニーナは一瞬にしてぞわっと鳥肌が立った

パリスと話す事で自慢気に話していた事が180度変わる

「ここからは座談会じゃない」

ウィルも真っ直ぐにニーナを見据えた

「…取り調べだから…覚悟して」

キースの真っ赤な炎とウィルの青い炎が目の前に迫ってくる

それは死の直前アンドリューも見た炎

紅龍と青龍が絡み合って大きな口を開いて威嚇している

「貴女達は…6ヶ国中で一番怒らせてはいけない人物に喧嘩を売ったようだ」

パリスは車椅子に移ると多少の哀れみを持ってニーナに話し掛けた

「そして嘘も誤魔化しも通用しない。すれば逆にどんどん崖っぷちに追いやられると言うことを忠告しておきますよ」

ニーナの顔が引きつるのをみてパリスは肩をすくめた

「せっかく私を訪ねてくださったのに最後までおもてなしできずに申し訳ないですね

後は彼らにまかせますので、どうぞごゆっくり」

屈託のない満面の笑みを浮かべるとリュークに車椅子を押されて退室していった

「これからはパリス様を師匠とお呼びしましょう」

別室でエドワードが一人頷いていた




~つづく~




拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ



Category - 第8章

3 Comments

あや  

パリスからジェームス君やキースに話しが行くと思ってなかったのかな😅それが不思議でならんのよ。
話してすんなりお金貰って帰れるとほんとに思ってたの?処分はリバティ?フィリップ?どちらになるんだろ。

2020/07/30 (Thu) 19:00 | REPLY |   

あや  

パリスからジェームス君やキースに話しが行くと思ってなかったのかな😅それが不思議でならんのよ。
話してすんなりお金貰って帰れるとほんとに思ってたの?処分はリバティ?フィリップ?どちらになるんだろ。

2020/07/30 (Thu) 18:19 | REPLY |   

オババ  

馬鹿だよねぇ😞💨金欲しさにパリス様訪ねたんだろうけど、内容考えたら自分の首絞めてると気付かないかね💧ポカンはウィルを見てだろうけど、ギクッはキースを見てだよね(笑)リュークはパリスと一緒に退室したままでいたいだろうな(*´艸`*)だって、ボゴボコにされる確率が高いもん。゚(゚^Д^゚)゚。

2020/07/30 (Thu) 10:29 | REPLY |   

Post a comment