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夢恋城へ…ようこそ…

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第8章-124話

Category - 第8章
どうやって部屋までたどり着いたのか記憶にない

エミリーがふと我に返った時にはマンションの自分の部屋にいた

茫然としたままソファーに座って見馴れた部屋を見回した

あれは…夢だったのだろうか

ストレスからくる悪夢…?

けれどもそんな淡い期待もテレビをつけた途端に無残に破られた

いきなり画面に現れたのはぐちゃぐちゃにスクラップと化したバスと巨大な凶器としか見えない大型トラック

大きな交差点にと歩道にはブルーシートが引き締められ多くの人々が横たわっている

右往左往に動き回る白衣の人々と救急隊員達

シートをかけられたままの幾つかの膨らみは既に亡骸なのか

それが誰なのかわからない…

けれどエミリーが見知った人もいるはずだ

あのバスはほぼ大学からの乗客だったはず

あの娘は…

キース様と和やかに話していたあの…

通り過ぎた時ちらっと見えた道路に投げ出されていた姿は紛れもなく瑠璃だった

這うように近づいていたのは直前まで恋バナしようと騒いでいた子だ

瑠璃が生きているのか死んだのかはわからない

けれど無傷なはずはなかった

キースに連絡したほうがいいのか

いや、そしたらなぜ知っているのか追求される

アンドリューからの電話で直前で降りたとは言えない

エミリーはソファーの上で震える体を自分で抱きしめる事しかかできなかった

テレビではケガを負った人の名前と搬送先病院名が判明次第次々と伝えられていく

報道フロアに貼り出された紙が乱れて貼り出されていて現場の混乱ぶりがよくわかる

エミリーはそれを見ながらそこに同じゼミの生徒の名を見つけ

そして瑠璃の名を探した

死亡が確認された人の名前も随時伝えられる

その中にも瑠璃の名がないか見入る

名前があったらどうするのか

ケガなのかそれとも…

「私じゃない…私じゃない!アンドリュー様が…!」

エミリーはどんどん増えていく負傷者の数に震えながら床に座り込んだ



~つづく~





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Category - 第8章

2 Comments

あや  

この事故は元々マグレイン家に対しての警告の為に起こした事故?もう逃げられない恐怖を植え付けられた。アンドリューの己の力を見せつけるため。
瑠璃はたまたま偶然にそのバスに乗ってただけ?

2020/08/10 (Mon) 08:53 | REPLY |   

オババ  

私じゃない……けど原因作ったのは貴女だよ!!でも、婚約までは加速させたかな?その後が長いけど💧キースどうする!?

2020/08/09 (Sun) 11:11 | REPLY |   

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