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第8章-125話

Category - 第8章
「てめえらのせいか!やっぱりアンドリューかっ!」

キースの怒声が部屋に響き渡った

ニーナから事故当時の話を聞いたキースはこれ以上ないほどの怒りを露わにしてニーナに詰め寄った

「キース様っ!」

咄嗟にゼンがキースを羽交い締めにして止めた

「落ち着いてください!ニーナ様がやられたわけではありません!」

「コイツもグルだろうが!貴様よくも瑠璃を!!」

「キース!落ち着け!」

ウィルも立ち上がってキースの腕を掴む

その頃別室では

「ジャン」

「アル、行って」

2人の王子の声に2人の執事が部屋を飛び出していった

ちょうどパリスを送り届けたリュークも戻って来ており

「お前達が瑠璃様にケガをさせたのかよ!」

キース同様にエミリーに掴み掛かろうとして駆けつけたジャンに取り押さえられていた

キースはゼンとアルベルトに動きを封じ込められている

「2人とも落ち着け!ここでこの女を殴ってもなにも進まないだろ!処分は後だ!」

珍しくウィルが声を張り上げてキースとリュークの前に立った

「処分は…じっくりこの後決めるから…」

そう言うウィルの声は一瞬キースが動きを止めるほど冷たかった

「貴女も…その覚悟で来ているはず…だよね」

ウィルは自分の従兄を生んだ女を上から見下ろす

「金をせびりに来ただけじゃないはず…だからゆっくりと話を聞くよ」

ウィルは押さえ付けられているキースとリュークの間でソファに座り直した

「…続きをどうぞ」

優雅な手つきで促され

ニーナは息を飲んだ

大暴れするキースより恐ろしい…

なによりも見透かされている

ここに来た本当の目的もウィルにはわかっているのだろう

自分の生んだ息子アンドリューとよく似た顔のウィルの冷め切った氷点下の視線にニーナはのどがカラカラに乾ききり

冷めてしまった紅茶を口にした

微かにカップを持つ手が震えていたが、ふうっと息を吐くと膝の上に重ねられた手はもう震えていなかった

「…この状況でその度胸は尊敬するよ」

ウィルがそう言うと

タイミングよくユウとルイスが替わりのお茶とケーキを持って平然とニーナの前にセットした

「紹介しておこうか?

ミッシェル城の執事ゼン キースの執事リューク、ジョシュアの執事ジャン、ロベルトの執事アルベルト、エドワードの執事ルイス、グレンの執事のユウ…わかる?執事がいるって事は6ヶ国全員の王子がいるって言うこと

どう足掻いても逃げ場はないし、それだけ大事だって言うことだ」

言いながらウィルは苦笑いを浮かべる

自分だけ執事がいない

だからこそ

自分の執事を悪事に引きずり込んだアンドリュー達が許せない

ウィルは怒りを抑え込んでニーナに改めて対峙した



~つづく~




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Category - 第8章

2 Comments

オババ  

コメ忘れ(笑)

アンドリューがクロードを悪に引き込んだは当たってるけど……クロードの激しい勘違いは瑠璃ちゃんに固執した自分にも責任の一端があると理解してるのか?!キースがリリィのとこに通ったのを責める資格が自分にないの分かってる!?他の女のために出掛ける夫の背中を見てるノエルの気持ちなんて理解出来てないだろ!!結婚もした愛してるのは君だけだって言っとけば大丈夫だと勘違いしてんじゃないよ!!まぁ、これは瑠璃ちゃんにも言えるか……ウィルやエドワードは別と甘い考えは捨てなさい!自分が愛してるのはキースだけだと、だから何があっても大丈夫だというのは甘い考え!!友好国の次期国王だろうと明確な線引きは大切だよ!リリィのことを気にかけるキースを見てるのは辛かったんでしょ?体調崩すほど辛かったんでしょ?!今後リリィとは会わないけど、ノエルにしたらウィルが自分だけを見てくれても瑠璃ちゃんとは次期王妃として交流が続くんだから!それぞれがきちんと反省してほしい!!自分だけが被害者はやめろや!!まぁ~ノエルだと3歩歩いたら忘れてるかもだけど( ゚∀゚)

オババの雄叫びでした(笑)スッキリ🎶

2020/08/10 (Mon) 17:37 | REPLY |   

オババ  

確かに怒鳴りちらすより冷静に対処されたほうが怖いかも💧

本来の目的って何?自分の身の保身?保護してあげるよ……リバティの地下牢でΨ(`∀´)Ψケケケ

しかし……押さえてるんだけど、キースの側にはゼンさんとアルだよね🎶

2020/08/10 (Mon) 13:56 | REPLY |   

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